どうも、YouTubeイラストチャンネル「HEROTV」の運営兼、動画編集者のあぬびすです!
今回のシャーペンはこちら、オレンズネロ。
こちらのシャーペンを、5年以上、仕事やYouTubeでデジタルやアナログのイラストを描き続けている僕が、「イラストを描く」という視点から筆記具レビューしていきたいと思います。
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それでは商品を見ていきます。
目次
YouTube動画
ぺんてる オレンズネロの特徴
オレンズネロ、こちらは0.5mmのものです。定価はシャーペンとしては高額な3300円。僕はアマゾンで税込み2500円で購入しました。
オレンズネロは2017年にぺんてるから発売されました。
ぺんてるは、1960年に世界で初めて細くて折れにくいシャーペンの替え芯を開発し、その後国内メーカー初のノック式シャーペンを誕生させました。当時シャーペンは0.9mmが主流だったのですが、0.5mmの替え芯が登場したことでシャーペンの人気が高まり始めました。そしてぺんてるは、筆記具業界に大きな革命をもたらせた会社となったのです。
そんなぺんてるが、「芯が折れず、ずっと書き続けられるシャーペン」を求めて開発を続け、2017年誕生したのがこの「オレンズネロ」です。
オレンズというのは「折れない」という意味で、ネロはイタリア語で「黒」という意味。そこからボディがマットブラック仕上げになっています。オレンズネロは、0.2mmの極細芯でも折れない「オレンズシステム」に加え、ノックしなくても芯が出てくる「自動芯出し機構」が搭載されています。ぺんてるが半世紀かけて開発を続けてきた技術の結晶がこちらの1本です。
オレンズネロは芯径によって色が微妙に違います。限定色でブルーブラックが存在しますが、現在は価格が高騰しています。
ポイント
使用する替え芯については、公式から「アイン替芯シュタイン」が推奨されていますので、合わせて購入することをオススメします。
ペンの約半分がグリップという独特のデザイン。ボディの素材は樹脂と金属を混ぜ合わせた特殊材質を使用しており、軸は12角形となっております。
ガイドパイプは3mm。口金は分離式で、ノック部分はこんな感じ。消しゴム付きで、芯が詰まった時に詰まりを解消させるためのクリナーピンは0.2mmの商品にのみついているそうで、こちらの0.5mmには付いていませんでした。
重心は、ほぼ真ん中ですね。
オレンズネロの質量は17g。全長は145mm、グリップ部の直径は9.4mmとなっています。
オレンズネロを使用した感想
オレンズネロの良かった点
僕は何年もグラフギア1000のみを使ってイラストを描いてきたので、自動芯出し機構は初体験でした。
まずこのデザインですよね。黒一色でとてもかっこいいです。
この商品名などの印字がシンプルでボディに良く映えます。こちらの0.5mmは印字が白ですが、0.2mmのゴールドがいちばんかっこいいかな。
あと軽くてグリップがとても握りやすく持ちやすいです。
「自動芯出し機構」はほんとに素晴らしい技術ですね。すべての要素が、長時間使用を想定した作りになっていて人気の理由がよくわかりました。
オレンズネロのここが気になる
使い方としては、ノックは最初の一回だけ。
あとはペン先が紙から離れたときに芯が自動で出てくるので、すごく不思議な感覚。
描いている時に上から見ていると、芯が出ていないように見えるので慣れるまではノックをしてしまいそうになりました。
ここでノックをすると芯が折れたり本来のパフォーマンスを発揮できなくなるので注意が必要です。
このように使用感に若干癖があるところが僕は気になりました。
あと、殴り書きすると金属音が聞こえてきます…
おそらくガイドパイプの音だと思いますが、そこも気になる点でした。
オレンズネロをイラストを描く視点から考える
今回のシャーペン、オレンズネロの最大の特徴である「自動芯出し機構」。これがイラストを描く上でどう影響するのかということが、使用する前から心配していたところなんですが、結論、意外と描きやすい!
「自動芯出し機構」は、描く際にガイドパイプが常に紙に触れているんです。
ガイドパイプはもちろんそれを想定したつくりになっていて、角を丸く研磨することで紙を削れにくくしてはいるんですが、やはり描き心地はそんなによくないんだろうなと使用する前は思っていたんですが、割となめらかなのには驚きました!
気になったのは…オレンズネロはできるだけペンを立てて使用する必要があるのですが、イラストを描くときって結構ペンを斜めに傾けたりもしますよね?そうなるとどうしても引っかかるような描き心地になってしまって、若干カスレが生じる場合もあります。ほんの少しだけですが。
それにガイドパイプが紙に擦れるので、彩色の際の紙の状態が気になります。
以上のことから個人的には、オレンズネロはイラストを描く上では使わないかな。
全然イラストも描けるんですよ?でもあえてイラストを描くのにオレンズネロを使おうとは思わないかなという印象でした。オレンズネロが好きでずっと使っている方は気にならないかもしれないですけどね。
あと僕のお気に入りのシャーペン、グラフギア1000との対決ですが、やはりグラフギア1000ですね!描き心地が圧倒的に違います。
ぺんてる オレンズネロ まとめ
今回はぺんてるのオレンズネロ0.5mmのご紹介でしたがいかがでしたでしょうか。
この自動心出し機構という技術は僕は今回初体験でしたが、本当に驚きでした、書き心地も重視されていて素晴らしい技術ですね!今後もこの機構は進化して様々さ新商品に受け継がれていくのでしょうね。どんな商品が出てくるのか非常に楽しみです。
今後もいろんなシャーペンをレビューしていきますので、この動画&記事が気に入っていただけましたらチャンネル登録お願い致します。それでは今回は以上になります。
最後までご覧いただきありがとうございました。