ZOOM 505mfレビュー|キャップ式多機能ペンの構造と書き心地、ZENTO・プライムと比較

ZOOM 505mf 8年経っても古くない ZENTO・プライムと比較
目次

結論

ZOOM 505mfは、ボールペンとシャープペンシルを1本にまとめたい方、太く重めの筆記具が好きな方、そしてキャップまで機構に組み込んだ独創的な設計を楽しみたい方におすすめです。単色ボールペンにしか見えない外観に、黒・赤の油性ボールペンと0.5mmのシャープ機構が収まっています。

2018年発売の多機能ペンですが、今見ても古さを感じません。キャップを後ろに付けた状態で色を切り替え、そのキャップを押してシャープ芯を出せる。見た目だけでなく、実際に操作したときにも面白さがあるペンです。しかもペン先のブレがほとんどなく、書き心地も非常にいいんですよ。

今回は以前から持っている505mfを、uniball ZENTO シグニチャーモデル 回転繰り出し式3色ボールペンと、ジェットストリーム プライム 回転繰り出し式3色ボールペン クワイエットカラーと比較しながら見ていきます。新旧の機構、インク、重心バランスを比べると、それぞれの好きなところがはっきりしてきます。

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2018年発売のトンボの廃番キャップ式多機能ペン

基本情報

1986年から続く505のデザインを、多機能ペンへ

ZOOM 505mf 外観

トンボ鉛筆のZOOMは、1986年にデザインペンとして誕生したブランドです。旧ZOOM、ZOOM Classicの時代には、ZOOM Original、ZOOM LIGHT、ZOOM 韻というシリーズがありました。その中でも、ZOOM Originalの初期からブランドを代表してきたのが505シリーズです。ZOOMのブランド紹介

初代505の特徴は、当時としては大胆な極太のボディとラバーグリップでした。万年筆のような太いキャップ式の姿でありながら、握る場所には実用的なラバーを使う。この組み合わせが505らしさです。私も505のシャープペンシルやMETAボールペンを持っていますが、どちらも書き心地がよく、お気に入りの筆記具です。

そのデザインをベースに、2018年3月16日に登場したのがZOOM 505mfです。黒と赤の油性ボールペンに0.5mmのシャープ機構を加えた、いわゆる2+1タイプ。発売時の価格は税抜5,000円、当時の税込価格は5,400円でした。トンボ鉛筆の発売時の商品発表

現在のZOOMは2023年にブランドを再構築し、新しいシリーズを展開しています。今回の505mfは、それ以前のZOOMが積み重ねてきたデザインと機構を楽しめる1本です。廃番となってしまったのは残念ですが、手元で使っていると、今でも十分魅力的な多機能ペンだと分かります。

アルミのボディと真鍮の先軸、くびれたラバーグリップ

ZOOM 505mf ボディ

ボディとキャップはアルミ製、先軸は真鍮製です。アルミで大きな外観を作りながら、ペン先側には重い真鍮を使っています。そのため、全体はしっかりした重量があるのに、重さの配分はペン先側へ寄せられています。太い軸に金属を使うだけでなく、場所によって素材を変えているところが大切です。

グリップには505シリーズらしいラバーが使われています。指を置く部分がくびれていて、握ると自然に指にフィットします。中央のリングにもラバーが使われているので、グリップからセンターリングにかけて滑りにくくなっています。筆記のためだけでなく、軸をひねるときにも、この滑りにくさが役立ちます。

カラーはシルバー、ブラック、プルシアンブルーの3色。私のシルバーは、見え方によってシャンパンゴールドのような色にも見えます。505mfは全体的に高級感のある外観ですね。単色ボールペンのようにまとまった姿のまま、複数の筆記機能が入っているところがかっこいいです。

キャップを付けたまま使える回転繰り出し式

ZOOM 505mf キャップポスト

ペン先の選択は回転繰り出し式です。グリップや中央のリングを持ち、アルミのボディをひねると、黒、赤、シャープを切り替えられます。ペン先が出た位置ではガチャッとロックされ、収納位置ではロックされません。ロックの音と衝撃は結構大きめです。

面白いのはシャープ機構です。シャープを選んだあと、軸の後ろを押すと、単体のシャープペンシルのように芯を繰り出せます。キャップを後ろに装着した状態でも、そのキャップごと押してノックできます。キャップをしまっておく場所を作るだけでなく、ノック操作にも使えるようにしているわけです。

キャップは嵌合式で、差し込んで固定する構造です。ペン先を出したままでもキャップを閉められるので、よく使う黒などを選んでおけば、次にキャップを外したときはそのまま書き始められます。単色ペンのようにも、多機能ペンとしても使える。この自由さが505mfの面白いところです。

そして本体には、黒・赤・シャープを示す表記がありません。回せば分かるという潔さがいいんですよね。機能が多いペンほど、レバーや表示が外観に出やすくなりますが、505mfにはそれがありません。操作部まで含めて単色ペンらしく見せている点が、私はとても好きです。

スペック表

項目内容
商品名ZOOM 505mf(多機能ペン ズーム505)
メーカートンボ鉛筆
発売日2018年3月16日
発売時価格税抜5,000円/税込5,400円(当時の税率8%)
筆記機能黒・赤の油性ボールペン+シャープペンシル
ボール径・芯径ボールペン0.7mm/シャープ0.5mm
カラーシルバー、ブラック、プルシアンブルー
レビューしたカラーシルバー
機構キャップ式・回転繰り出し式
全長142mm
最大軸径13.5mm
グリップ径11mm
重量37.4g
重心低重心
材質ボディ・キャップ:アルミ/先軸:真鍮/グリップ・中央リング:ラバー
キャップ嵌合式/キャップポスト・ポスト状態でのシャープノックに対応

サイズ・重量は今回のレビューで確認した値です。

使用した感想

書き心地

ZOOM 505mf 書き心地チェック

505mfの油性インクは、硬めの感触です。私はこの硬いインクが好きなんですよね。さらさらと軽く進むだけでなく、文字を書いている手応えがあります。軽さだけを求めるインクとは違って、自分で文字を形にしていく感触を楽しめます。

そして、ペン先のブレがほとんどありません。多機能ペンでここまで安定しているものは、なかなかないです。硬めのインクに、しっかりしたペン先の支えが組み合わさるので、書いていてとても気持ちがいい。廃番なのが本当に残念だと思うのは、こうした基本性能が優れているからです。

シャープペンシルも同じように心地よく筆記できます。ボールペンを使っているときと同じグリップで、そのままシャープへ切り替えられるので、書き分けのたびに別のペンへ持ち替える必要がありません。ボールペン2色とシャープを使う方にとっては、機構の面白さがそのまま実用性につながります。

重心バランス

ZOOM 505mf ペン先

重心は低重心です。37.4gという重量だけを見ると、かなり重めのペンですが、先軸に真鍮を使うことでペン先側に重さを持たせています。大きなボディでも、手元で扱いやすい配分になっています。

私はキャップを後ろに付けるより、外した状態で書く方がバランスよく筆記できます。キャップポストができることと、ポストした状態が自分にとって最も書きやすいことは別なんですよね。505mfはキャップを外してもシャープをノックできるので、書きやすい方を選べます。

さらに、最大軸径13.5mmに対してグリップ径は11mmです。外観は太くても、実際に指で握る部分はくびれています。この形状とラバーの滑りにくさがあるので、単に太く重いペンという印象では終わりません。握る場所を絞り、先軸へ重さを集める設計がよくできています。

剛性感

ZOOM 505mf シャープ機構

筆記時の剛性感はかなり優秀です。回転繰り出し式の多機能ペンは、複数のペン先を同じ出口へ切り替えるため、固定式の単色ペンとは構造が違います。それでも505mfでは、ペン先のブレをほとんど気にせず書けます。

回したときのガチャッという大きな感触と、書いているときの安定性が、このペンらしいしっかりした使い心地を作っています。ただ古い機構を楽しむだけではなく、実際に字を書いても満足できる。ここが505mfを今でも高く評価している理由です。

良かった点

ZOOM 505mf ZENTOシグニチャー3色と比較

一番好きなのは、やはり単色ペンにしか見えないデザインです。太いボディとキャップ、くびれたラバーグリップという505らしい形を保ったまま、多機能化しています。カラー表記を置かないところまで含めて、とてもすっきりしています。

次に、キャップを機構の一部として使えることです。ポストしたまま回転操作ができ、シャープのノックにも使える。さらに、ペン先を出したままキャップを閉めれば単色ペンのように扱えます。ひとつの使い方に縛られず、書く内容や自分の好みに合わせられます。

そして、硬めの油性インクとブレの少ないペン先です。見た目や仕組みが面白くても、書き心地が伴っていなければ使い続けたいとは思いません。505mfは、その基本がしっかりしています。ラバーグリップの握りやすさと低重心も含めて、よく作られた多機能ペンですね。

気になる点

ZOOM 505mf ノック

気になるのは、ペン先を繰り出したときの音と衝撃です。ロックしたことがはっきり分かる反面、静かな回転機構を使ったあとでは、ガチャッという感触が目立ちます。会議などで操作音をできるだけ抑えたい方には、後ほど比較するZENTOの静かさが魅力になると思います。

また、37.4gの重量と大きなサイズは好みが分かれます。低重心で握りやすくても、軽量なペンではありません。キャップを後ろに付けると私には外した状態よりバランスが落ちるので、私は書くときにはキャップを外して使う方が好きです。

機能の組み合わせも選ぶポイントです。505mfには青のボールペンがなく、黒・赤・シャープという構成です。シャープを使う方には便利ですが、黒・赤・青でノートや資料を整理したい方には、3色ボールペンの方が用途に合います。

2018年発売のトンボの廃番キャップ式多機能ペン

他モデルとの比較

uniball ZENTO シグニチャーモデル 回転繰り出し式3色ボールペン

まず比較したいのが、2026年6月25日に発売されたZENTOシグニチャーの3色モデルです。キャップ式、回転繰り出し式、単色ペンのような外観という共通点があり、発売時期は8年離れていても並べると面白い2本です。価格は税込5,500円、税抜では505mfの発売時と同じ5,000円です。ZENTO 3色ボールペンの商品発表

ZENTOは黒・赤・青の水性ボールペンで、シャープ機構はありません。軸色はMブラックとシルバーの2色で、Mブラックには0.5mm、シルバーには0.38mmが搭載されています。505mfが油性2色とシャープをまとめた多機能ペンなのに対し、ZENTOは3色で書き分けるための多色ペンです。似た姿でも、中に収めた役割は違います。

外観も、505mfの方が大きく、金属の高級感が強いです。ZENTOは金属だけでなく樹脂も使い、カジュアルさを取り入れた程よい高級感があります。握る部分をあえて樹脂にすることで手当たりをよくし、内側には金属を使って重さを調整しています。ラバーと真鍮を組み合わせた505mfとは、素材の使い分け方が違いますね。

ZENTOは全長128mm、重量24.7g、軸径13mm。505mfより14mm短く、12.7g軽くなっています。重心はZENTOが高重心、505mfが低重心です。ZENTOはキャップポストを基本にした設計で、ポスト時の全長も135mmに収まります。一方、505mfは私はキャップを外した方が書きやすい。この違いは、同じキャップ式でも大きなポイントです。

キャップ単体でも差があります。505mfが6.9gに対し、ZENTOは6.6g。ZENTOはマグネット式なのに0.3g軽く、キャップを後ろに付けて使うための工夫が見えます。505mfは差し込んで固定する嵌合式、ZENTOは磁力でカチッと留める方式です。どちらもペン先を出したままキャップを閉められるので、よく使う色を出した状態でしまえる点は共通しています。

ZENTOの特に好きなところは、六角形の尻栓とキャップ内部のかみ合わせです。ポストしたキャップを回しても空回りせず、色を切り替えられる構造になっています。回転部にはローレットがあり、指が滑りにくい。磁力で留めることと、回転を伝えることを別の仕組みで成立させている点が素晴らしいです。

ロックの仕方も進化しています。505mfはペン先が出た位置でロックされますが、ZENTOは繰り出し位置と収納位置の両方でロックされます。しかも作動音が非常に静かです。505mfの力強い操作感に対し、ZENTOは静かに区切りが付く操作。こうした細かな部分に、現代の多色ペンとしての作り込みを感じます。

書き心地は、硬めの油性インクを楽しむ505mfと、柔らかな水性インクを楽しむZENTOという違いです。ZENTOインクにはクッション成分とインクの広がりを抑える引き寄せ粒子が使われ、水性でもさらさらしすぎません。弾力のある滑らかさで、発色は505mfの油性インクより濃いです。私はこのZENTOインクが、低粘度油性のジェットストリームよりも好きです。

ペン先のブレはどちらも少なく、良好な書き心地です。ZENTOを単体で細かく見たときにはわずかなブレが気になりましたが、今回505mfと並べて使っても、十分に完成度の高い筆記感を楽しめます。505mfの安定した硬めの感触と、ZENTOの柔らかさは、それぞれ別の魅力ですね。

シャープも必要な方には505mf、シャープをあまり使わず黒・赤・青を活用する社会人にはZENTOが向いています。同じ税抜5,000円という価格帯で、ZENTOは操作の静かさやキャップの着脱感、新しい水性インクを見事に磨いています。それでも、505mfの独創性と書き心地が古くならないところが、この比較で一番面白い点でした。

ジェットストリーム プライム 回転繰り出し式3色ボールペン クワイエットカラー

もう1本は、2026年5月25日発売のジェットストリーム プライム クワイエットカラーです。税込3,300円、税抜3,000円なので、505mfの発売時価格より税抜で2,000円安い設定です。黒・赤・青の0.5mmを搭載した3色ボールペンで、こちらもシャープ機構はありません。クワイエットカラーの商品発表

クワイエットカラーにはミッドナイトブルーとセラドングリーンがあります。私が購入したミッドナイトブルーは、肉眼では少しグレー寄りの黒に見え、艶消しシルバーのクリップとセンターリングがよく合っています。505mfの太いキャップ式とは対照的な、細身ですっきりしたデザインです。この落ち着いた配色はかなり気に入っています。

手元のプライムは全長133mm、重量19.4g、軸径11mmです。505mfより9mm短く、18g軽いので、持ったときの重さは大きく違います。重心はプライムが高重心ですが、筆記時のバランスは良好です。505mfのラバーグリップ径と同じ11mmの軸でも、プライムには同じくびれとラバーがあるわけではなく、握った感触も違います。

505mfはグリップがしっかり指に掛かりますが、プライムのサラサラした塗装は、私のように指が乾燥していると少し滑りやすいです。金属感のある落ち着いた見た目と、実際に握ったときの滑りにくさは、それぞれ見ておきたいですね。握りの安定感を楽しむなら505mf、細く軽い軸を選ぶならプライムです。

回転操作はプライムの方が軽めで、音も小さめです。左右どちらにも行き止まりがあるので、その端を手掛かりに出したい色を見つけやすい構造です。ペン先が出るとロックし、収納時にはロックしない点は505mfと共通しています。キャップを外す手間がなく、さっと取り出して回して書けることは、日常のメモで便利です。

リフィル交換では軸をねじって開けます。プライムのねじは片側が樹脂、もう片側が金属になっていて、金属同士が擦れる嫌な音がなく、スムーズに回せます。外観だけでなく、こうした触ったときの感触も軽快にまとめられています。

最も違うのはインクです。プライムはジェットストリーム ライトタッチインクで、通常のジェットストリームよりさらに軽い筆記感です。硬いデスクに紙を1枚置いて書くと、ほとんど筆圧がいらないほど軽く進みます。私はもう少し抵抗があって、文字をしっかり書く手応えがある方が好みなので、この条件では505mfの硬めのインクが合います。

ただ、プライムをノートに書くと、紙1枚で感じた滑りすぎる印象がかなり薄れました。少ない力で書き続けたい方には、この軽さが魅力になります。同じ油性でも、505mfとライトタッチでは目指している書き心地がかなり違いますね。

プライムのペン先にはわずかなブレがありますが、筆記中はそれほど気になりませんでした。一方、購入したクワイエットカラーには、しっかり締めてもセンターリングの上に隙間が残り、押すと動く部分がありました。手元の通常色と限定色にはなかった点で、ここは気になっています。505mfは、筆記時のペン先の安定性が特に印象に残ります。

また、プライムの回転繰り出し式3色モデルには、ZENTOの多色用リフィルも入ります。プライムの細く軽い軸を気に入っていて、ライトタッチよりZENTOの柔らかな書き心地を選びたい場合にも面白い組み合わせです。元の油性インクを楽しむか、リフィルで好みに寄せるかという選択肢があります。

シャープまで1本にまとめ、重さと低重心、ラバーの握りやすさを楽しむなら505mf。黒・赤・青の色分けが中心で、軽く細い軸とキャップ不要の手軽さを求めるならプライムです。価格の差だけでなく、持ち歩き方と普段使う筆記機能を考えると、選びやすくなると思います。

こんな人におすすめ

✅ 向いている人

  • 黒・赤のボールペンと0.5mmのシャープペンシルを1本にまとめたい人
  • 太く重めの筆記具と、低重心のバランスが好きな人
  • くびれたラバーグリップの握りやすさを重視する人
  • 硬めの油性インクと、ペン先のブレが少ない書き心地を好む人
  • 単色ペンのような外観の多機能ペンを使いたい人
  • キャップポストやノック機構まで含めて、筆記具の構造を楽しみたい人

❌ 向いていない人

  • 軽く細いペンを最優先する人
  • 黒・赤・青の3色を使い、シャープ機構を必要としない人
  • キャップを外す操作なしですぐ書きたい人
  • 回転時のロック音や衝撃をできるだけ抑えたい人
  • ライトタッチインクのような、非常に軽い書き心地を求める人

総合評価

評価項目点数
書き心地 8 / 10
重心バランス 8 / 10
剛性感 8 / 10
デザイン 8.5 / 10
コスパ 8 / 10

総合評価: 8.1 / 10

505mfは、機構の面白さと書き心地が両立した多機能ペンです。キャップ式の505らしいデザインを崩さず、回転操作とシャープのノックまで組み込んだ設計が素晴らしい。さらに、真鍮の先軸による低重心、滑りにくいラバーグリップ、ペン先のブレの少なさが、実際に書く道具としての完成度を支えています。

発売時の税抜5,000円で、このデザインと機構、書き心地をまとめていたことには、今見ても価値があります。8年後のZENTOと比較しても、古いからという理由で魅力が薄れることはありません。505mfのように優れたペンを超えるのは、高い価格を付けるだけで簡単にできることではないと思います。

まとめ

今回改めて使って、一番驚いたのはZOOM 505mfが古く感じないことでした。2018年の時点で、キャップ式の外観を保ちながら多機能化し、そのキャップまで操作に利用していた。しかも、油性ボールペンもシャープペンシルも心地よく書けます。

一方、8年後に登場したZENTOは、似た操作体系にマグネット、静かなクリック感、ローレット、そして新しい水性インクを組み合わせています。同じ税抜5,000円の価格帯で、手に触れる感触やインクの体験がここまで変わるのは面白いですね。プライムのクワイエットカラーまで並べると、細さ、軽さ、キャップ不要の使いやすさという別の方向性も見えてきます。

505mfは、ボールペンとシャープをまとめたい方にとって、今でも魅力的な1本です。新しい3色ペンが欲しい方にはZENTOやプライムが候補になりますが、すでに505mfを持っている方は、ぜひ改めてその握りやすさやキャップの仕組みを楽しんでみてください。私も、こうした筆記具の好きなところを掘り下げながら、長く使っていきたいと思います。

2018年発売のトンボの廃番キャップ式多機能ペン

YouTube動画

動画では、ZOOM 505mfとZENTOシグニチャー3色を並べ、サイズ感、キャップの着脱、回転時の音、キャップを付けたままのシャープノック、実際の書き心地を紹介しています。機構が動く様子や2本の雰囲気の違いも、記事とあわせてお楽しみください。

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