【ギター万年筆】寺西化学工業の万年筆を開封レビュー

今回ご紹介するのは、寺西化学工業の万年筆になります。

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それでは商品の方を見ていきます。

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寺西化学工業 ギター万年筆の基本情報

寺西化学工業は1916年創業、当時は筆記用インキやクレヨンの製造販売をしていました。第二次世界大戦の際に全設備を焼失するも、戦後すぐに復興。1953年日本で初めてマジックペン、マジックインキを開発販売。2008年にはマジックインキ大型がグッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞するなど、寺西化学は大阪に本社を置く、歴史ある文具メーカーです。

そんな寺西化学工業から発売されたのが今回ご紹介する万年筆、ギター万年筆になります。

インクフローも良く、濃くてフラッシュも美しいこのインキはとても気に入っています。

ですので寺西化学から万年筆が出ると聞いて発売をとても楽しみにしていました。待望の万年筆ですね。それがこちらです。
購入時はこのようなパッケージに入っていました。固くてかなりしっかりした箱です。高級感がありますね。中央にギターのロゴが入っています。

この「ギター」というのは、高品質の商品を示す自社ブランドのトレードマークとして定められたもので、こちらのハイカラインキの蓋にロゴがあるんですが、こちらが初期のギターロゴなんです。弁財天が琵琶を弾いているものから徐々にデザインが進化していき、現在はこのロゴになっています。ギターという名前の由来は諸説ありますが、1931年当時の主要輸出先のフィリピンでギター人気が高かったことや、芸術と音楽のイメージを重ね合わせてつけられたのではないかと言われているそうです。
それでは開封していきます。

付属品は取説兼保証書のみです。インクカートリッジはついていませんが、コンバータが本体に入っています。この辺りコストをカットして本体価格を守っているんでしょうね。

こちらがギター万年筆になります。価格は税込み2750円。

パッと見てもいいもの感が漂っています。カラバリはブラック、レッド、グリーン、パープルの4色展開。どの色も本当にきれいでかなり悩みましたが、僕はブラックを購入しました。ブラックと言っても真っ黒ではないんですよ、少し色あせたような黒、これがまたかっこいいですね！

ボディは真鍮製。その上から焼付塗装が施されており、さらっとしたマットで独特の風合いを感じられます。随所にメッキ処理が施されていて、高級感を演出しています。メッキはガンメタのような感じですね。

クリップは固すぎず、しっかり挟めます。天冠はこんな感じ。こちらにはギターのロゴが刻印されています。キャップは嵌合式。閉まるにつれて負荷がかかってスーッパチッという感じですね。

ペン先はスチール製。字幅はFのみのラインナップです。こちらにもロゴが入っています。

グリップはSMn材（マンガン鋼）。主要合金元素としてマンガンを添加した鋼となっております。
重心は低重心。キャップポストすると高重心になります。
寺西化学のギター万年筆は、全長138mm、質量30g、軸径が12mmとなっております。それではインクを入れて実際に書いてみたいと思います。

ギター万年筆を使用した感想

ギター万年筆の良かった点

それではインクはもちろん、ハイカラインキのアンティークブラックを使用します。
これはいいですね。僕が想像していた書き味とは違いました。細軸ですがある程度重さもあっていいですね！ペン先は硬いですが、しなりも感じます。国産のFよりかは少しだけ線が太い印象を受けます。

それではよかった点から。まず見た目がかっこいい。少しレトロな雰囲気もあっておしゃれですね。僕はブラックを購入しましたが、他の色のカラーリングがとてもモダンでいい色してるんですよ、かなり迷いましたがやはり外でも使いたかったので目立たないブラックを選びましたがどれもよかったです。

次に価格。高品質で価格が安い。

あと書き心地が非常にいい。僕は最近のエントリーモデルの万年筆の傾向から、滑らかさが売りの万年筆に仕上がってしまっているのではないかと心配していました。しっかりペン先の固さも感じられる、万年筆らしい書きごたえがある書き心地に仕上がっています。サラサラと心地いいです。素晴らしい。

それから、字幅がFのみというところ。このFは、滑らかな上にインクフローが安定していて字幅が太すぎず使いやすいですし、潔くF以外の字幅ラインナップを取っ払って販売しているのは逆に良かったかなと思います。ただこの線の太さは好みが分かれるところだと思います。

他にもキャップの開閉が心地いい。この感触、かなり好きですね。すごく心地いいです。

ギター万年筆のここが気になる

次に気になる点ですが、キャップポストした際、キャップが取れやすい。

気になったのはこの一点だけです。

寺西化学工業 ギター万年筆 まとめ

高品質で低価格。この佇まい、書き味共に非常に好みですし、幅広い年齢層に使用していただける普段使いにもってこいの万年筆です。いやぁ今回も本当に買ってよかったです。もし店頭で見かけた際には是非手に取ってみてください。それでは今回は以上となります。この動画＆記事が気に入っていただけましたらGOODボタンとチャンネル登録お願い致します。最後までご覧いただきありがとうございました。