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【オレンズAT】新作の自動で芯が出るシャーペンをレビュー orenz AT DUAL GRIP

どうも、YouTubeチャンネル「HEROTV」の運営兼、動画編集者のあぬびすです!

今回ご紹介するのは、ぺんてるの新商品になります。
本題に入る前に、HEROTVでは新商品から定番や廃番のペン、万年筆や木軸、ペンケースなんかもメーカーに忖度がない徹底レビューをしていますので、文房具に興味がある方は是非チャンネル登録をお願い致します。それではまずはぺんてるについて簡単にご紹介させていただきます。

YouTube動画

orenz AT DUAL GRIP の基本情報

ぺんてるは1946年に大日本文具として設立。当初は画材をメインに製造販売していました。1960年にノック式のシャーペンを開発し徐々に事業を拡大。1971年に社名を「ぺんてる株式会社」へ変更。その後、筆記具だけではなく電子機器や産業用ロボット、化粧品などの製造販売にも幅を広げ、数々のヒット商品を生み出してきた東京に本社を置く大手文具メーカーです。

そんなぺんてるから2023年の1月に発売されたのが今回ご紹介するシャーペン、orenz AT DUAL GRIPになります。
購入時はこのようなパッケージに入っていました。オレンズATのatは、「Automatic Techology」の略です。

商品コンセプトは、「思考を止めない、自動芯出し機構」
オレンズシリーズは、芯を僅かに出すだけで書けるオレンズシステムが搭載されている為、芯が折れにくい上、ノックしなくても自動に芯が出てくる自動心出し機構が搭載されているので、芯の長さを気にせず書くことに没頭できるペンとなっております。それでは早速開封していきます。orenz ATは結構前から話題になっていて、僕も気になっていたので使うのがとても楽しみです。

こちらが、orenz AT DUAL GRIPです。価格は税込み2200円

画像で見る限り、少し安っぽいのかなと思っていましたが、想像していたよりも質感がよくて安心しました。カラバリは、ダークレッド、ダークブルー、グレー、シルバーの4色展開。僕はダークレッドを購入しました。

こちらのペンの軸はABS樹脂製の12角形となっています。昔からあるのですが、最近多角形のシャーペンをよく目にするようになってきましたね。

ちなみの上軸は微妙に11角形になっていますが、デザイン的にも使用するにも全く影響がないので気にする必要はありません!

軸にはメーカー名と商品名、芯径が印刷されています。
ちなみに芯径のラインナップは0.5mmのみです。

グリップは真鍮製。36個の軸と同色のラバーが採用されています。ペン先に向かうに連れてその感覚は狭くなっていますね。このラバーは好みが分かれるところかもしれませんが、僕は好きですね。ラバー一個一個の大きさは小さいですが、36個もあるのでグリップが効いてしっかり握れます。

でこのグリップですが、ここも12角形になっているんですね。12角形のメタルグリップというのは珍しいですね。12角形だと角も痛くないですし、ラバーもついているのでとても握り心地がいいです。

今回DUAL GRIPとわざわざ名前がついているので、今後メタルグリップではないタイプも発売されると僕は予想しています。
年内…2023年の6月以降には出そうじゃないですか?いやもっと早いかな?


鉄製のクリップは短めで、固すぎずしっかり挟めます。
ノック部はこんな感じ。消しゴムはついていますが、芯のつまりを解消できるクリナーピンはついていません。

口金は真鍮製。丸みを帯びていて、ペン先に行くにつれ細くなっています。ガイドパイプはこのように完全収納されます

過去モデルとの比較や内部機構の詳細は別動画で解説しています。こちらからご覧ください。

ここで一旦、orenz AT DUAL GRIPの使い方を簡単に解説しておきます。

ガイドパイプが完全に収納されている状態で一度ノックすると出てきて、このまま書き始められます。芯が出ていないように見えますが、これが本来の使い方です。
自動芯出し機構が搭載されているので、ガイドパイプが接地面から離れた時に自動で芯が出る仕組みになっていますので、通常のシャーペンのように芯を出して筆記すると折れてしまうので注意が必要です。
また、書いていてガイドパイプが引っ込むようになったら、芯がもうないというサインですので、芯を引き抜いて交換してください。使い終わったらノックしながら押し込むと収納されます。

重心は、低重心。orenz AT DUAL GRIPは、全長136mm、重さ15g、軸径が11mmとなっております。それでは実際に書いてみたいと思います。

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orenz AT DUAL GRIP を使用した感想

orenz AT DUAL GRIP の良かった点

うん、いいですね。あそうそう、初期芯ですが、Bが入っています

最近の他社新商品にもBが入っていますが、僕はいつもB以上に入れ替えてシャーペンは使うので、ここはありがたいです。

こうやってガイドパイプがずっと紙に触れた状態での筆記となるのですが、接地面は丸く研磨されている為ガリガリせずに、なめらかな筆記感です。クリップも手に当たりませんね、素晴らしい。

それではまず、良かった点をまとめます。見た目がかっこいい握りやすい重心バランスがいい書き心地がいい書いていてクリップが手に当たらない

orenz AT DUAL GRIP のここが気になる

次に実際使用してみて、気になった点ですが…まず自動芯出し機構は独特な書き味になっています。常にガイドパイプが紙に接触しているので書き心地がいいとはいえません。

僕みたいにペンを寝かせ気味で持つ人にとってはかすれてしまうので、自動芯出し機構は向いていないですね。

あと、このオレンズatは軽いので、なんかフワフワした書き心地なんですよ。オレンズネロの方が2gほど重くて書き心地が凄くいいのですが、この辺りは結構違いが出てきましたね。個人的にはこのオレンズATの書き心地は好きではありません。
気になったのはこのくらいです。

グラフギア1000との比較対決

それではシャーペン紹介恒例の、僕のお気に入りのシャーペン、グラフギア1000との比較対決のコーナーです。

今回の勝者は…グラフギア1000!

どちらもガイドパイプは完全収納できますし、グリップなんかも共通するところはあるんですが、やはり決め手は書き心地です。動画中盤でも言いましたが、自動芯出し機構はガイドパイプが常に紙と接触しているので、書き心地はどうしてもグラフギア1000には勝てません。
とはいえ自動芯出し機構の書き心地もかなり良くなっていますので、決して書き心地が悪いというわけではありません。重心バランスもいいですし、軽くてとても書きやすいペンだと思います。

どちらも素晴らしいペンですし、方向性が違うペンを比較するのは非常に難しいですが、どちらかと聞かれれば個人的にはやはりグラフギア1000を推したいと思います。

あわせて読みたい
グラフギア1000しか勝たん!? イラストが描きやすいシャーペンを求めて

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orenz AT DUAL GRIP まとめ

  • ぺんてるから2023年の1月に発売された最新の自動芯出し機構搭載のシャーペン
  • カラバリは、ダークレッド、ダークブルー、グレー、シルバーの4色展開
  • 芯径は0.5mmのみ
  • 軸は12角形(上軸は微妙に11角形)
  • 金属グリップに36個のラバーが採用されている
  • チャックは新開発の樹脂チャック

良かった点

  • 見た目がかっこいい
  • 握りやすい
  • 書き心地がいい
  • 重心バランスがいい
  • 書いていてクリップが手に当たらない

気になる点

  • 自動芯出し機構の独特な書き味
  • 軽くて安定感がない

今回は、ぺんてるが現代に、新たな選択肢として届けてくれた自動芯出し機構の新作、orenz AT DUAL GRIPのご紹介でしたがいかがでしたでしょうか。

オレンズネロが高額なペンにもかかわらず大ヒットしたこともあり、次のオレンズの新作ということで注目度が高いペンだけあって、完成度も高いと思います。価格もネロより抑えられていますし、さらに買いやすくなったのではないでしょうか。
orenz AT DUAL GRIPは限定販売ではありませんのでゆっくりご検討いただけるかと思います。気になった方は是非チェックしてみてくださいね。

それでは今回は以上となります。この動画&記事が気に入っていただけましたらGoodボタンとチャンネル登録お願い致します。最後までご覧いただきありがとうございました。

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