どうも、YouTubeチャンネル「HEROTV」の運営兼、動画編集者のあぬびすです!
今回は、野原工芸製の木軸シャーペン、老山白檀をご紹介致します。
そして、HEROTVのAmazonストアフロントでは、僕が実際に使用した商品を厳選し、テーマごとに分けてまとめています。とても買い物しやすくなっておりますので、是非フォローしてご利用ください。※当HPのリンクにはアフィリエイトリンクも含まれます。
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それでは商品の方を見ていきます。
目次
YouTube動画
野原工芸製 老山白檀について
野原工芸製の老山白檀のペンについて
老山白檀は、野原工芸の通常のラインナップにはない、数量限定品です。
こちらは、山田松香木店と野原工芸とのコラボ商品となっております。山田松香木店は、江戸時代から続く京都の老舗香木専門店で、お香や匂い袋、線香など香木を使用した商品が数多く販売されています。
山田松香木店HP https://www.yamadamatsu.co.jp/
老山白檀について
材の中には、「香木」という芳香を放つ木材が存在します。
香木というのは、芳香を放つ木材のことで白檀(びゃくだん)、沈香(じんこう)、伽羅(きゃら)、この3つの木材を指します。
沈香と伽羅はお香としてお馴染みですね。細かくして熱することで心地いい香りが広がります。こちらの白檀は、熱することなく常温で香ることから、仏像や数珠などの仏具に使用されたり、匂い袋、みなさんも一度は香りを感じたことがある線香の原料にもなっています。
木箱を開けた瞬間、さわやかで甘い香りが広がります。とても心が落ち着きますね。なんか実家に帰りたくなるような香りです。
こちらの老山白檀のシャーペンはまだ購入して日が浅いので、木箱を開かなくても香りが漏れ出して、部屋に入った瞬間白檀の香りに包まれるほどです。2本所持しているということもあると思いますが、ほんとに癒されますね。
通常の白檀は香りが少ないのですが、中でもインドのマイソール地方の白檀の芳香が強く高品質とされ、老山白檀と呼ばれています。
こちらは紀元前5世紀ころから香木として使用されていたそうです。
白檀は、成長するにつれて吸盤で別の植物の根っこに寄生する「半寄生植物」で、周りに植物がいないと育たないことから栽培が難しく入手困難なため、インドで栽培制限や輸出規制がかけられています。
ここで注意すべきことがあるのですが、老山白檀は偽物も多く存在するということです。香木のにおい成分を含んだオイルで漬け込んだ木材を香木として高額で販売されていることもあるそうです。素人ではなかなか見わけが付きにくいですが信頼できる店舗やルートでの購入をお勧めします。
野原工芸製 老山白檀の基本情報
こちらの野原工芸製、老山白檀は、山田松香木店のオンラインストアで数量限定で2021年の8月に販売されていたものです。価格は16500円でした。
老山白檀のシャーペンとボールペンは以前にも発売されたいたことがあるのですが、その時はシャーペンに関しては固定式ではなく、ダブルノック式となっていました。8月に販売されたものに関しては新型シャーペン。ですので黒の固定式口金になっています。
老山白檀は固定式口金のみで、ダブルノック式は付属していません
でこちらはボールペンになります。ボールペンはスタンダードタイプではなく、スリムタイプです。
新型シャーペンは、0.5mmで、金属リフィルです。
野原工芸製、山田松香木店の老山白檀は、全長148mm、質量31g、グリップ付近の直径は11mmとなっております。
僕は本来、どんな貴重な限定品だろうが数量限定品だろうが、使用することを想定して購入していますので、定期的に使用するペンを入れ替えて使用しているのですが、こちらの老山白檀だけは使えませんね…
何故ならこの白檀の香りは、使用すればするほど無くなっていくからです。もちろん使わなくても香りはなくなるんですけどね。
他にもね、いい匂いがする樹種はあるんですよ?ローズウッドなんかも好きですけど、めちゃくちゃ使ってます。なのでこれはもうあまり匂いません。でもこの香木だけは、香りが最大の特徴ですので、僕はあまり使用できませんね…たまに木箱を開いて、ペンを手にして、香りを楽しむ。これだけでも十分満足します。
野原工芸製 老山白檀を使用した感想
野原工芸製 老山白檀の良かった点
やっぱり書き心地が最高ですね。この野原工芸のペンの重さが僕にはしっくりきます。白檀の表面は少し冷たくてサラサラしていて、とても触り心地がいいです。
ペンを使用しているとふわっと心地のいい香りが広がり、とても癒されます。
この固定式口金もいいですね。この新型シャーペンの固定式口金は賛否あり、デザイン的に木軸ペンに合ってないという意見も多いようですが野原工芸さんが書きやすさをとことん追求して進化している証拠ですし、僕はこの固定式口金はとても気に入ってます。超絶人気となった今でも、おごらず日々研究、チャレンジ、進化していくその野原工芸の姿勢に僕はとても共感します。
こんな風にペンを通して、その向こう側から職人さんの思いが伝わってくる…だから僕は手作り木軸ペンが好きなんです。
野原工芸製 老山白檀のここが気になる
こちらのペンに関して気になる点ですが、こちらのペン自体に関しては何もいうことはありません。しいて言うなら、限定樹種のため入手困難という点です。このペンはすでに完売しています。手作り木軸ペンの場合、出来上がるまでかなりの時間と労力を要しますので限定樹種でなくてもいつでも買えるわけではありません。ただでさえ野原工芸といえば手作り木軸メーカーの中でも超絶一番人気、頂点に立つメーカーなのでその辺り仕方がないところではありますけどね。
完売しているとはいえ、あきらめるのはまだ早い!老山白檀は年に一度程再販する可能性があります。また再販の情報をつかみましたらツイッターなどでつぶやきますね。
その他、木軸ペンというジャンルであえて言うなら、手作り木軸ペンを使用したことがない方にとっては、太めの軸と30gを超える重さのペンは慣れていないと重くて疲れやすいといえます。それくらいかな。
野原工芸製 老山白檀 まとめ
今回は野原工芸製、山田松香木店の老山白檀についての徹底レビューでしたがいかがでしたでしょうか。それではまとめです。
- 老山白檀、シャーペンは2021年8月購入。
- 野原工芸と山田松香木店のコラボ限定樹種。
- 2021年分からシャーペンは新型固定式口金となった。
- 完売しているが、年に一度再販する可能性が高い。
次に良かった点と気になる点です。
ポイント
- 香木なのでさわやかな香りが楽しめる
- さらさらとした手触りが心地いい
- 新型固定式口金でブレがなく安定感のある筆記が可能
- 書き心地が最高
- ノック部のブレが最小限に抑えられている
ポイント
- 入手困難
- 白檀の香りは時間の経過とともに失われる
- 手作り木軸ペンに慣れていない方にとっては重さを感じる
あと、個人的な予想を付け加えておくと…
2022年6月以降の注文分から、ペンに新型クリップが適応されます。その為もし老山白檀の再販がある場合は、クリップも新型になっている可能性があります!
こちらのペンに関しては当動画でもご覧いただけるとより楽しめると思います。それでは今回は以上となります。この動画&記事を気に入っていただけましたらGOODボタンとチャンネル登録お願い致します。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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