どうも、YouTubeチャンネル「HEROTV」の運営兼、動画編集者のあぬびすです!
今回ご紹介するのは、uniとポスタルコ、ダブルネームのボールペンになります。
サムネにもあるように、いいもの感が漂う特別な1本となっています。詳細は商品の基本情報の項目で解説していきます。本題に入る前に、HEROTVでは新商品から定番や廃盤のペン、万年筆や木軸、ペンケースなんかもメーカーに忖度がない徹底レビューをしていますので、文房具に興味がある方は是非チャンネル登録をお願い致します。
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それでは商品の方を見ていきます。
YouTube動画
LAYERED の基本情報
それでは早速今回のペンについてですが、こちらは1887年創業のuni三菱鉛筆が1958年に発売した、のちにブランドロゴとなる鉛筆「uni」の発売60周年記念に2018年12月に数量限定発売されたものになります。数が非常に少なく人気だったことから、何度か再販されています。
僕はいつも通っている文具店でたまたま入荷しているのを見つけてしまって、買う予定ではなかったのですが実物を見て触れてしまうとどうしても欲しくなって購入してしまいました。
こちらの化粧箱は6角形になっていて、鉛筆をイメージした形状となっています。貼り箱といって職人さんにより手作業で作られたものなんです。和紙のような風合いがとても素敵ですね。なんとこの商品名もプリンターなどで印刷されたものではなく、活版印刷といって1文字1文字がバラバラのハンコのようになっているものを組み合わせて色を塗り、紙に押し当てて印刷したものです。こうやって箱から手作業にこだわって作られているんですね。
中をスライドさせると、出てきました。こちらがuni by POSTALCO LAYEREDです。価格は税込み22000円。カラバリは、ブラック、ネイビー、バーガンディの3色展開。再販分にはグリーンも追加されています。僕はブラックを購入しました。
POSTALCOは2000年にNYで立ち上がったブランドで、現在は東京に拠点を移し、文房具や革製品、家具などデザインは控えめで実用性に優れたものを作り続けているブランドで、そのPOSTALCOのデザイナー、マイク・エーブルソン氏が手掛けたペンとなっております。コンセプトは、鉛筆とボールペンの中間のようなペン。鉛筆は木の板で芯を挟んでいる構造ですが、こちらは金属と樹脂で鉛筆の構造を表現しています。
鉛筆っぽいボールペンと言われてイメージするのは普通だと6角形の軸なんですけど、流石着眼点が違いますね。このレイヤードという商品名は、この層構造からきているそうです。
軸は真鍮製、一本の金属棒から削り出して作られています。
表面は挽き目加工、その上からIP加工…硬度の高い皮膜が施されているそうです。これ真鍮だそうですが、全く金属臭がしないんですよ。この加工のおかげでしょうか。
軸の樹脂部分には、非常に細かい溝、ヘアラインのような加工が施されていて、キュッキュとするような触り心地です。指が引っかかるので、しっかりとしたグリップ力を得られます。
金属部には、uni by POSTALCOとデボス加工が施されていて、その下には3本のライン。裏にはMADE IN JAPAN。裏側のデザインもかっこいいですよね。
クリップは薄くて柔らかめですが、接地面が広いのでしっかり挟めます。ここだけが艶があります。
キャップは嵌合式。先端に向かって細くなっています。とても弱い力で開閉でき、パチッと心地いい感触で閉まります。弱い磁石のようですね。とてもやさしい感触です。キャップポストの感触もめちゃくちゃ心地いいですね。
1本の金属棒から削り出している為、口金も軸と一体化しています。すごい構造ですね。
初期リフィルはG2、ジェットストリームのSXR-600、0.7mm。あ、ここのネジの部分にOリング、ゴムが採用されていますね。素晴らしい。
重心は中央付近、若干高重心です。キャップポストすると高重心です。uni by POSTALCO LAYEREDは、全長141mm、重さ36.7g、軸径10mmとなっております。
それでは実際に書いてみたいと思います。
LAYERED を使用した感想
LAYERED の良かった点
うん、非常になめらかですね。安定のジェットストリーム、書き心地がいいです。
それではPOSTALCOの良かった点から。まず見た目がおしゃれでかっこいい。
シンプルで品質が良く、おしゃれで高級感があります。そしてずっしりくる重さ。デザインもよくてこれぞ高級ボールペンといった感じですね。とてもかっこいいです。
次に手触りがいい。金属部も樹脂部もこだわりの加工でとてもさわり心地もいいです。
それから書き心地がいい。ジェットストリームのサラサラとしたなめらかな書き心地。滑るように書けます。ペン先のブレはわずかに感じますが、許容範囲内です。
あと、グリップ感がよく、しっかり握れて安定した筆記が可能。この樹脂の加工によって全く滑りません。素晴らしい。
それと、これだけ金属を使用しているにも関わらず金属臭がない。ここは嬉しいですね。
まだあります。キャップの感触が心地いい。この磁石のような優しい感触はクセになりそうですね。
最後に経年変化を楽しめる。
このペンは耐久性も抜群で非常に長く使えそうですし、デザイナーのマイク・エーブルソン氏も、エイジングを楽しんでもらいたいといっていることから、使い込むのも非常に楽しみですね。
LAYERED のここが気になる
次に気になる点ですが、これは完全に好みの問題だと思いますが、僕にはこの細軸がちょっと合わなかったです。というのも、このペンの軸はキャップ同様先端に向かって細くなっています。僕は書く時にクセで結構先端近くを握るので、僕が握るところは8mmになっていてかなり細いです。もっと上を持てばいいんでしょうがある程度重さがあってこの細さだとかなり疲れます。
なので僕のように先端近くを握る方にはおすすめできません。
あと、キャップを閉めるときの感触はとてもやさしくて心地いいんですが、少しの力でキャップが取れるので、手帳などのペンホルダーに差して持ち歩く場合、ペン本体がキャップから外れて落ちてしまいそうで怖いです。それほどキャップを開けるのに力がいらないんです。ですので胸ポケットやペンケースに差す事をお勧めします。この辺り注意していただければ思います。気になったのはこの2点です。
LAYERED まとめ
- 鉛筆「uni」の発売60周年記念に数量限定発売されたuniとPOSTALCOのダブルネーム商品
- 鉛筆の構造を表現した真鍮と樹脂の軸
- カラバリは、ブラック、ネイビー、バーガンディ、グリーンの4色展開
- 初期リフィルはG2、ジェットストリームのSXR-600、0.7mm
- キャップ嵌合式
良かった点
- おしゃれでかっこいい
- 手触りがいい
- 書き心地がいい
- グリップ感がよく、しっかり握れて安定した筆記が可能
- 金属臭がない
- キャップの感触が心地いい
- 経年変化を楽しめる
気になる点
- 自分にはグリップ部が細軸過ぎる
- 少しの力でキャップが取れる
今回はuni by POSTALCOのLAYEREDをご紹介いたしましたがいかがでしたでしょうか。
細かい所までこだわり抜かれたMADE IN JAPANを代表するような高級ボールペンに仕上がっていると思います。一見無機質でおしゃれなペンですが、作り手のぬくもりを感じられる素晴らしい商品です。皆さんも是非店頭で見かけた際は手に取ってみてくださいね。
それでは今回は以上となります。この動画&記事が気に入っていただけましたらGoodボタンとチャンネル登録お願い致します。最後までご覧いただきありがとうございました。