どうも、YouTubeチャンネル「HEROTV」の運営兼、動画編集者のあぬびすです!
今回ご紹介するのは、ゼブラの多機能ペンになります。
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SHARBO X TF12の基本情報
ゼブラは1897年創業の、東京に本社を置く老舗筆記具メーカーです。群れで行動し、一致協力して生活を守る縞馬のように、全社員が団結し、文化の向上と発展に欠かせない筆記具の製造に邁進することを願って、縞馬を商標としているそうです。
あと、商標の縞馬が後ろを向いている理由は、「古きを訪ねて新しきを知る」温故知新を意味しています。
そんなゼブラから発売されているのが今回ご紹介する商品、数量限定 SHARBO X TF12。購入時はこのような黒い化粧箱に入っていました。で、こちらを開封する前に比較対象として、初代シャーボを見てきたいと思います。
こちらが初代シャーボになります。もちろん今では廃盤になっているんですが、1977年に発売され、累計販売本数7千万本を誇る黒のボールペンとシャーペンが搭載された多機能ペンです。デザインも今見てもかっこいいですし、45年経った今でも普通に使えるんですよ、素晴らしいですね。なぜ初代シャーボを引っ張り出してきたかというと、今回ご紹介するシャーボXは、まさに温故知新。こちらの初代の復刻版となります。
ただ再現するのではなく、現在のシャーボXをベースに復刻しているので、デザインは多少違います。
それでは開封していきます。
こちらを開けると、中にはまた箱が入っています。箱を開けると、保証書が入っていて、蓋の内側にシャーボリバイバルモデルと書いてありますね。通常のシャーボXにはリフィルは付属していないのですが、こちらのモデルにはシャーペンと黒と赤のボールペンのリフィルが付属しています。
こちらが数量限定 SHARBO X TF12になります。価格は税込み13200円。
リフィルは4C規格。エマルジョンインクの0.7mmの黒と赤のボールペンと0.5mmのシャーペンが搭載されています。
そういえばシャーボという名前が付いた由来がとても面白くて、本来はシャーペンとボールペンを合わせた「シャボール」だったそうですが、電話口での社長の活舌が悪く、「シャーボ」と聞き間違えた広告代理店がそのままCMにしてしまったためこの名前になったそうです。面白いエピソードですよね!僕は初めてこの話を聞いた時にはツボにはまってしまって、しばらく笑い続けていましたwww
軸は金属製。表面にはヘアライン加工が施され、格子状に彫刻された溝には特殊な液体を流し込み黒染め加工が施されています。この表面の高度な彫刻技術は現在で再現することは非常に困難だったそうです。
SHARBO X TF12と初代シャーボの比較
それでは並べてみましょう。ところどころ形状は違いますが、サイズ感だったり雰囲気は初代そのものですね。軸の格子は大きめですが、初代モデルにもこういった大き目の格子バージョンもラインナップされていましたので、どちらかというとそちらに近いかな。彫刻の深さはシャーボXの方が深いですね。口金の形状も違います。
軸中央にはメーカー名と商品名が印刷されています。初代はメーカー名のみ刻印。クリップは分厚く短くなってて初代のような黒染め加工はありません。サイドにはZEBRAJAPANの文字が入っています。柔らかめですが、しっかり挟めます。あとどちらも消しゴム付きです。
シャーボXの天冠部にはラバーがついているので、ノックの際に指の負担が少なくなっています。この辺りもよく考えられていますね。
初代との大きな違いは、初代はシャーペンとボールペンが黒1色なのに対して、シャーボXの方はボールペンが黒と赤となっていて1色多い所。しかも1色多いシャーボXの方が軽くて、軸径がほとんど同じという所は技術の進歩を非常に感じられますね。素晴らしいです。
重心はどちらも高重心。シャーボXの方はほぼ中央ですが少しだけ高重心です。
- 初代SHARBO 全長132mm、軸径8mm、質量24g
- SAHRBO X TF12 全長134mm、軸径9mm、質量22g
SHARBO X TF12を使用した感想
SHARBO X TF12の良かった点
まずはボールペンの黒から。湯中水滴型のエマルジョンインク、流石です。非常になめらか。
それではよかった点から。まず見た目がかっこいい。初代のような金属軸が好きな方は特にそう感じるでしょう。よくぞ復刻版を作ってくれましたといった感じです。
次にノック感がなめらかで心地いい。初代はガチャガチャとスイッチ感がかなり強めなのに対して、SHARBO X TF12は音がなく非常になめらか。
このなめらかなノック感が個人的に非常に好きなんです!
色がヌルヌルと切り替わるので非常に心地いいノック感です。
あと書き心地がいい。エマルジョンインクのなめらかさが好きな方も多いと思いますが、気持ちよく書けるのはいいですね。
そしてペン先のブレがかなり少ないのには驚きました!多機能ペンの中でもかなり少ない方だと思います、素晴らしい。
SHARBO X TF12のここが気になる
次に気になる点ですが、こちらのロゴがクリップと直線状に揃った時にシャーペンが出ている状態になるのですが、ということはペン先を引っ込めた状態だとロゴが横にズレているんですね。ですのでここは、ロゴとクリップが揃った状態で全てのペン先が収納されて欲しかったです。
例えばデスクの上なんかにポンと置いていて、ペン先を収納した状態でロゴが真っ直ぐ揃っていないとなんか気持ち悪いんです。
とても細かい所かもしれませんが、個人的にはここが気になりました。気になったのはこれくらいです。
SHARBO X TF12 まとめ
- 初代シャーボのデザインをシャーボXのボディに落とし込んで復刻させた数量限定モデル
- 黒と赤の0.7mmのボールペンと0.5mmのッシャーペンを搭載した多機能ペン
- 全てのリフィルが同封されている
- リフィルは4C規格
- 消しゴム付き
- ノック機構は回転繰り出し式
良かった点
- 見た目がかっこいい
- ノック感がなめらかで心地いい
- 書き心地がいい
- ペン先のブレが少なめ
気になる点
- 軸のロゴがクリップと直線状に揃っている時、シャーペンが出ている状態になる
今回は数量限定 SHARBO X TF12のご紹介でしたがいかがでしたでしょうか。
こちらも新商品ではなく数年前に発売しているモデルですが、こういった比較動画がYouTubeでありませんでしたので、僕の方で作ってみました。たとえ同じ商品を他の方が紹介していたとしても、投稿者によって好みも見解も違いますので、またこのように古めのペン等も動画にしていけたらなと思っています。今回のペンも本当に買ってよかったです。
それでは今回は以上となります。この動画&記事が気に入っていただけましたらGOODボタンとチャンネル登録お願い致します。最後までご覧いただきありがとうございました。