今回ご紹介するのは、カランダッシュの商品になります。
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それでは商品の方を見ていきます。
目次
YouTube動画
CARAN D'ACHE ALCHEMIX の基本情報
カランダッシュは1915年創業、スイス唯一の高級筆記具ブランドです。HEROTVではこれまで何度かカランダッシュのボールペンを取り上げてきました。
こちらは最近買ったものではなく以前から所持しているものになります。
YouTubeにレビュー動画もほぼありませんので是非資料としても動画で残したいなと思って撮影しております。
この缶ケース面白いんですよね。ケース自体は非常に薄いんですけど両側共にペンの形に膨らんでいて、デスクに置いてもまっすぐ安定しないんですよ。でも開けた時に角度がついていつもと違った角度でペンを楽しめるのもま
たいいなぁとも思いますし、薄い面と立体的な面があってとてもおしゃれな缶ケースとなっております。
では開封します。
角に磁石が入っていて、蓋はパチッと締まります。中には取説が入っています。
こちらが今回ご紹介するボールペン、カランダッシュ アルケミクスになります。こちらの商品はすでに廃番となっていますのであまり在庫は少ないかと思いますが、この動画を撮影している現在では14500円程で購入できます。
こちらのペンは、元素の融合がもたらす力を表現しているコレクションで、豊富なカラーがラインナップされています。
こちらはウェンゲというカラーで、素材のコントラストから生まれる”洗練”を形にしたボールペンだそうです。
アルケミクスの言葉の由来は、アルケミー(錬金術)からきていて、缶ケースにも印刷されている通り、Al=Aluminium、CH=Swiss Made、EM=Emotions(感情) iX=eXclusive Identity これは一般的にあまり使われる用語ではないですが、意味は恐らく「独自の特徴や属性」。それらの頭文字をとってスペルを置き換えてつけられているようです。
アルケミクスは金具の艶が抑えられていて、全体的にマットで落ち着いた印象。軸は結構太めですね。6角形ですので余計に大きく見えます。軸の素材はアルミ製。こちらのウェンゲは木軸に見えますが、こちらなんと印刷なんですね。この辺り文房具好きの方はご存じだと思いますが。
実際こうやって触っても実物を見ても木軸としか思えないんですが、よーく見るとインクの粒子が見えなくもないです。手触りもサラサラしていて僅かにごつごつ感もあったりして本当に木を触っているようです。改めてすごいなぁと感心します。印刷面の耐久性も期待できそうです。
実際こちらは2年前に購入しています。割と使用していたので多少口金などに傷はありますが、特に印刷剥離は見当たりません。まぁ使い方にもよると思いますけどね。
こちらのウェンゲはラバーコーティング等がされていれば、2年経過していますのでもうすでに加水分解が起きていると思いますが、僕の個体は大丈夫ですね。
口金は真鍮製。少し丸みを帯びていて、ペン先に向かうにつれて細くなっています。クリップは楕円型。硬さは柔らかめです。その上には、カランダッシュスイスメイドと刻まれています。
アルケミクスはノック式。ノック部も少し大きめでプッシュしやすいです。この音がほとんどしないノック感、僕はとても好きですね。重心は、中央付近。
カランダッシュアルケミクス ウェンゲは、全長140mm、重さ33.3g、軸径が12mmとなっております。それでは実際に書いてみたいと思います。
CARAN D'ACHE ALCHEMIX を使用した感想
CARAN D'ACHE ALCHEMIX の良かった点
初期リフィルはゴリアット芯、Mのブラック。非常になめらか。粘度が高くぬらぬらしています。この書き心地はたまらないですね。
軸の太さといい、ペンの重さといい僕好みのペンです。グリップも滑らず握りやすくていいですね。
ペン先は僅かにガタツキますが、書いていてブレを感じることも無くコツコツと心地よく書けます。
それではカランダッシュアルケミクスウェンゲの良かった点からまとめます。書き心地がいい、重心バランスがいい、軸の印刷技術が素晴らしい、しっかり握れて安定した筆記が可能、ノック感がいい、リフィルが素晴らしい。
CARAN D'ACHE ALCHEMIX のここが気になる
次に気になる点ですが、このデザインは好みが分かれます。かなり昔のペンですので少し古さを感じます。個人的には金具は艶があるタイプが良かったですし、これを本物の木軸で出して欲しかったですね。
気になったのはこれくらいです。
CARAN D'ACHE ALCHEMIX まとめ
- アルミ軸6角形の軸
- 軸表面は印刷の6角軸ボールペン
- カラバリは豊富にラインナップ
- ノック式
- 初期リフィルはゴリアットカートリッジ、M ブラック
- 廃番
良かった点
- 書き心地がいい
- 重心バランスがいい
- 軸の印刷技術が素晴らしい
- しっかり握れて安定した筆記が可能
- ノック感がいい
- リフィルが素晴らしい
気になる点
- 好みが分かれるデザイン
- 軸が印刷なので、カラバリによっては加水分解が起こる
- クリップが手に当たる
今回はカランダッシュのボールペン、アルケミクス ウェンゲのご紹介でしたがいかがでしたでしょうか。
こちらは結構古いペンですし、軸が印刷ということで敬遠されてきたペンではあるんですが、軸の太さや重さ、書き心地などを考えると個人的にはとても好きなボールペンの一つです。ただ軸の印刷面の耐久性だったり加水分解などの要因を考えると不安だなと感じる方は購入を控えた方がいいかもしれません。カランダッシュ アルケミクス、気になった方は是非チェックしてみてくださいね。
それでは今回は以上となります。この動画&記事が気に入っていただけましたらGoodボタンとチャンネル登録お願い致します。最後までご覧いただきありがとうございました。