どうも、YouTubeチャンネル「HEROTV」の運営兼、動画編集者のあぬびすです!
今回はuni 三菱鉛筆のシャーペンのご紹介になります。
今回のシャーペンは発売してからかなり経っているのでお持ちの方も多いかと思いますが、動画でも残しておきたかったのでご紹介させていただきます。
結論から言うと、今回のペンはガイドパイプを収納できるタイプのシャープペンシルとなっていまして、ガイドパイプ搭載でペン先が収納できるシャーペンをお探しの方におすすめのシャーペンです。
あと、サムネにもあります製図系とはどういった意味なのか、なぜ製図用ではないのか、その辺りの詳細は使用した感想の項目で解説します。
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それでは商品の方を見ていきます。
目次
YouTube動画
uni SHIFT の基本情報
uni 三菱鉛筆は1887年に眞崎鉛筆製造所として創業、日本初の鉛筆工業生産に成功し1927年には世界各国に鉛筆の輸出を開始。
1952年に社名を「三菱鉛筆」へ変更、6年後には高級鉛筆「uni」を発売し大ヒット&ロングセラーとなり、今では「uni」は三菱鉛筆のブランドロゴとなっています。
そんなuniから発売されたシャーペンがこちら、SHIFTになります。価格は税抜き1000円。
シフトは、こちらのカラーは少し違うのですが基本的に軸は全てシルバーになっています。
こちらの中央の部分と軸上部に少し色がついていて、芯径ごとにカラバリが異なります。芯径は、0.3mm、0.4mm、0.5mm、0.7mm、0.9mmの5種類がラインナップされています。
まず0.3mmが水色、0.4mmは緑、0.5mmは青、0.7mmはオレンジ、0.9mmは赤となっております。その他0.5mmのみ軸に色が付いたクールカラーシリーズが展開されていて、ブラック、ホワイト、レッドの3種類がラインナップされていましたが、ホワイト、レッドに関してはすでに廃盤となっています。
僕が所持しているのはクールカラーのブラックになります。
軸は樹脂製。表には商品名と芯径が印刷されていて、裏にはJAPANの文字が立体的にエンボス加工が施されています。
グリップは金属でローレット加工が施されていて滑りにくくなっています。
ペン先は段階的に細くなっていくタイプでここが冒頭にもお伝えした部分、最大の特徴なんですが、こちらのペンはロックノック式となっていまして、ペン先のガイドパイプが収納できるようになっています。ガイドパイプが収納されているこの状態だとノックができないようになっているんですね。
軸中央にも芯径が印刷されているんですが、軸を回転させることによってグリップと軸がくっつき、ガイドパイプが出てきます。そして軸上部にはノックができる遊びが出てきます。
この状態で筆記可能となります。このON、OFFを切り替える「シフト」というのがこのペンの名前になっています。
ノック感は、スイッチ感は弱めで、音はかなり小さいです。
クリップは短めで、固さは柔らかいです。
消しゴムもついています。
黒の消しゴムが付いているのはとても珍しいですね。
芯のつまりを解消するクリナーピンはついていません。
重心は、低重心。uni SHITFは、全長144mm、重さ20.1g、軸径が9.5mmとなっております。それでは実際に書いてみたいと思います。
uni SHIFT を使用した感想
uni SHIFT の良かった点
それでは、SHIFTを実際に使用してみて、いいなと感じた点からお伝えしていきます。
まず見た目がかっこいい。これね、通常のシルバー軸もかっこいいですが、こちらのツートンも落ち着いた雰囲気でかっこいいですよね。
次に、ガイドパイプが収納できる。やっぱここがポイントですね。ガイドパイプは折れやすいので、そういった弱点を守れる構造というのは素晴らしいです。このロックする感触も心地いいんですよね。
それからグリップが握りやすい。グリップはローレット加工が施されていて、滑らずしっかり握れます。
あと、芯径のラインナップが豊富。なかなかこんなに芯径の種類が多いのは最近では少なくなってきています。そういった意味でも線の細さにこだわって選択できるのは素晴らしいと思います。
そして、書いていてクリップが手に当たらないのでストレスフリー。
クリップが手に当たらないシャーペンってあまり多くないので、ここは嬉しいポイントです。
uni SHIFT のここが気になる
次に気になる点ですが、バランスが悪い。SHIFTは軸が樹脂でグリップ部が金属になっているので、軸は軽いけどグリップ部が重いので低重心になっているペンなんです。
ペン先が重く軸が軽いため後ろに引っ張られることはありませんが、書いていて紙の上に落ちてくる重力を感じるので、特に寝かせ気味で書く人にとっては、ペンが前に出てこようとするのをローレットと指の力で抑え込みながら書くという形になるんですよね。だからペンの重さ自体は20g程でそこまで重いペンではないんですが、少し疲れやすく感じました。
ペンの先端部と軸の重さの差が開いているので、もう少し後ろも重くしたりして重心を中央に持って行くと良かったかなと感じました。
あと、ここ。クリップが樹脂パーツで止められているので、この辺りの耐久性が気になる所です。何度もロックしていると割れるんじゃないかなと感じます。
この辺りに金属パーツを多く使うことで先程も言いましたが耐久性と重さを出せて一石二鳥かなと思います。
それから、ペン先のブレ。これが書いていて気になりました。やはりガイドパイプが収納できる構造なのでペン先がしっかり固定されないのは仕方ない所だと思いますが、このギミックによって書き心地を犠牲にしてしまっている。そのためイラストを描くにもオススメできません。ここは非常に残念でした。
でここからがサムネにも書いてあった部分なんですが、このガイドパイプ、製図用シャーペンというのはガイドパイプが4mmになっているのですがこちらのSHIFTは3.5mmしかないんです。ノック時には長くなるんですけどね。
基本的にはメーカーが製図用として発売すれば製図用となるわけですが、ペン先のブレや耐久性、素材、ガイドパイプの仕様等、この辺りも考慮してか、メーカーも「製図用シャーペン」とは明言していないんですよ。SHIFTは、「製図系シャーペン」として発売されています。SHIFTを製図用シャーペンと勘違いされている方もいるのではないでしょうか。この辺りサムネでお伝えしたかった部分になります。
グラフギア1000との比較対決
では次に恒例の、僕のお気に入りのシャーペン、グラフギア1000との比較対決のコーナーです。こちらは視聴者さんのリクエストで継続している、僕の独断と偏見で勝手に対決させていただいているおまけ的コーナーになります。
それでは、今回の対決の勝者は…
グラフギア1000です!
価格も重さもどちらも同じくらいだし、もちろんどちらもかっこよくてそれぞれの良さがありますが、やはり決め手は書き心地です。
ガイドパイプはどちらも収納できるシャーペン。しかし、グラフギア1000は製図用シャーペンということもありペン先のブレがほとんどないんですよね。しかもグリップ部にはローレットと更にその上にゴムが採用されていることから、指の力をあまり使わなくても滑らないことからSHIFT程は疲れにくいんです。あとグラフギア1000だとクリップの先端が軸にくっついているので手に当たらないというところもポイントです。その辺りで差がつきました。
uni SHIFT まとめ
- ガイドパイプが収納できる「ロックノック式」のシャーペン
- 芯径は、0.3mm、0.4mm、0.5mm、0.7mm、0.9mmの5種類がラインナップ(芯径ごとにカラバリが違う)
- 軸に色が付いたクールカラーシリーズは、ブラック、ホワイト(廃盤)、レッド(廃盤)の3色展開
- ローレットグリップ
- 金属チャック
- 黒消しゴム付き
良かった点
- かっこいいデザイン
- ガイドパイプが収納できる
- グリップが握りやすい
- 芯径のラインナップが豊富
- 書いていてクリップが手に当たらない
気になる点
- 重心バランスが悪い
- クリップ上部の樹脂パーツの耐久性
- 書き心地があまりよくない
今回は、UNI三菱鉛筆 SHIFTのご紹介でしたがいかがでしたでしょうか。
かっこいいデザインとガイドパイプが収納できて心地いいロック感。ペン先にブレはあるものの、おすすめポイントも多いペンですのでまだ試していない方は是非チェックしてみてくださいね。
それでは今回は以上となります。この動画&記事が気に入っていただけましたらGoodボタンとチャンネル登録お願い致します。最後までご覧いただきありがとうございました。