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今回はステッドラーの新商品をご紹介いたします。
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それでは商品を見ていきます。
目次
YouTube動画
STAEDTLER 770 の基本情報
私は店頭で購入したんですが、このようにペンシースに一本一本入って専用にディスプレイに展示され売られていました。
今回ご紹介するのはこちら、STAEDTLER 770になります。価格は税込み1540円。
動画冒頭で新商品と言ったんですが、こちらは復刻発売となります。770は製図用シャーペン全盛期の1978年に登場したシリーズで、1990年に廃番となった商品です。
77シリーズは廃番になりつつあったんですが、この復刻は個人的にとても嬉しいです。
私が所持している77シリーズは、まず777マルスグラファイト、こちらはすでに製造が終わっていまして在庫が無くなり次第廃番となります。
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こちらは774トリプラスマイクロです。こちらはまだ現行品ですね。
それからこちらは771、これも廃番になると思いきや新色が出てびっくりしました。
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こちらは775マルスマイクロ。日本では販売されていませんが現行品です。
これらのシリーズ第一弾として今から46年前に発売されたのが今回の製図用シャーペン770です。
今回は完全復刻ではなく、具体的にどこがという表記はなかったんですがアップデート復刻ということで1部改良を加えられているそうです。以前の770はドイツ製だったのですが、この復刻は日本製になっています。ステッドラーJAPANによる日本でのみの復刻ということなんでしょうね。
芯径は0.3、0.5、0.7、0.9の4種類がラインナップされていて、すべてブルー系なんですが、芯径ごとにカラバリが異なります。今回0.3mmと0.5mmの2種類をご用意しましたので、後程両方の書き心地なんかもチェックしていきます。実際に筆記するのが楽しみです。
軸は樹脂製。メーカー名や商品名、芯径などが箔押しされています。よくみるとこちらの軸はペン先に向かうにつれて太くなっています。グリップの手前が一番太いです。
全体的にレトロ感を感じさせるデザインですね。
グリップには金属のローレットが採用されていて、滑りにくくなっています。深さは浅い方ですが、目が細かくて結構指に引っ掛かる感じがありますね。グリップ力は高いです。こちらのグリップは軸とは逆で、ペン先に向かって細くなっていますので、握るところによって握り心地が異なります。いやー面白いデザインですね。
口金は金属製、結構小さめです。ガイドパイプは4mmで、ペン先の視界も良好です。
口金はここから外れます。芯を送り出すチャックは金属製です。グリップも…うん外れないようになっていますね。ネジは本体側が樹脂となっています。
クリップは細めのストレートタイプ。マルスヘッドが刻印されています。厚みは薄くて、硬さは柔らかめです。こちらには硬度表示窓が採用されていまして、クリップを押し上げながら回すことで変更することができます。
ノック部上部には芯径が薄く刻印されています。消しゴムもついていて、芯のつまりを解消できるクリーナーピンもついています。
見てください、芯タンクとボディとの隙間がほとんど無い設計なんですよ。これによりノックキャップのガタツキがないんです。
大半のシャーペンはここがスカスカなのでノックキャップがガタツキ、筆記時にカチャカチャ音と振動がペン先に伝わって書き心地が悪くなるんです。こちらは書き心地に直結してくる部分ですのでこの作りは素晴らしい。(動画にてご確認ください)
ノック感は、遊びがほとんどなく非常に軽快なノック感。心地いい。一方0.3mmの方は、ノック音が非常に小さいです。ここはかなり違いがありますね。
重心は、低重心。
STAEDTLER 770は、全長139mm、重さ10.8g、軸径が7.8mmとなっております。それではいよいよ実際に書いてみたいと思います。
STAEDTLER 770 を使用した感想
STAEDTLER 770 の良かった点
まずは0.5mmから。うん、軽くて書き心地がいいですね。
私には少し軽すぎて、安定感はあまりないですが軽い製図用シャーペンをお探しの方にピッタリだと思います。
つぎに0.3mm。あーこちらもいいですね。0.3ならではのシャープさを感じますが、芯の滑らかさも感じます。ステッドラーのシャー芯結構好きなんですよね。やはりずっしりとはこないので、コツコツとはならないんですが、ガシガシ使えてとても扱いやすいシャーペンです。
それでは一通り使用しましたので、STAEDTLER 770の良かった点からまとめます。見た目がレトロでかっこいい、書き心地がいい、重心バランスがいい、しっかり握れて扱いやすい、芯径が豊富、疲れにくく長時間筆記にも向いている。
STAEDTLER 770 のココが気になる
次に気になる点ですが、筆記時クリップが手に当たる。しかし手に当たる長さとは言え、ローレットのグリップ力が強いのでそこまでペンは回ることはないんですが、クリップのないシャーペンが好みの私にとっては気になる点という程度です。
それからこちらの硬度表示窓なんですが、クリップの位置を移動させることで表示を切り替えるタイプですので、HBだけが正面に来ていて、他の芯径表示に変えるとクリップの位置が変わって軸の印字が見えなくなり、しっくりこなくなるんですよ。
この商品は復刻なので当時の雰囲気を再現しているためこのままでも全然いいんですが、個人的に欲を言うと、今回はせっかくのアップデートでの復刻ですので、クリップではなく硬度表示自体を回せるようにしてほしかったです。
私が気になったのはこのくらいです。
STAEDTLER 770 まとめ
- 46年前に発売された製図用シャーペン770の復刻販売
- 芯径は0.3、0.5、0.7、0.9の4種類がラインナップ
- 芯径ごとにカラバリが異なる
- 硬度表示窓付き
- グリップは金属製のローレットグリップ
- 固定式4mmのガイドパイプ
良かった点
- 見た目がレトロでかっこいい
- 書き心地がいい
- 重心バランスがいい
- しっかり握れて扱いやすい
- 芯径が豊富
- 疲れにくく長時間筆記にも向いている
気になる点
- 筆記時クリップが手に当たる
- 硬度表示がHB以外は正面に来ない
今回はステッドラーの復刻新商品、STAEDTLER 770のご紹介でしたがいかがでしたでしょうか。
このシャーペンは完成度の非常に高い、復刻されるにふさわしい優秀な製図用シャーペンと言えます。このレトロ感と樹脂軸ならではの扱いやすさ、そして限定ではなく定番商品として発売していただけたことがとても嬉しく思います。今回も買ってよかったです。STAEDTLER 770、気になった方は是非チェックしてみてくださいね。
それでは今回は以上となります。この動画&記事が気に入っていただけましたらGoodボタンとチャンネル登録お願い致します。最後までご覧いただきありがとうございました。