どうも、YouTubeチャンネル「HEROTV」の運営兼、動画編集者のあぬびすです!
今回ご紹介するのは、サンスター文具の新商品になります。
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それでは商品を見ていきます。
目次
YouTube動画
topull s の基本情報
僕は店頭で購入したんですが、パッケージには入っておらず裸のまま販売されていました。
商品を見ていく前にサンスター文具の商品開発力の凄さについてお伝えしたいんですが、今回のように、こういった新しい機構が採用された新商品を開発するのってものすごくお金がかかるので、儲かっているメーカーでないとなかなか出せないんですよ。基本的に全て一から作る事になりますからね。
だからどのメーカーも人気のペンの限定色だったりカラバリを増やして売っているんですよ、一から作るんではなくて色だけ変えて売れば利益が出ますからね。でもね、サンスター文具は違いました。これまであった商品をうまく使って、コストをかけなくても新しいものは作れるということを今回の商品でも証明してくれています。まずここを知った上でレビューを見ていただけるとより楽しめるかと思います。
こちらが今回ご紹介するシャーペン、サンスター トプルSになります。価格は税込み396円。安いですね!この価格で新しいものを出せるのが本当に凄い。
手にした感じはね、かなり軽いです。
こちらの商品は「ノックの新しいカタチ」ということで、サンスターから2023年の7月に新しいノック機構が搭載されたシャーペンとして発売されました。
カラバリは、ブラック、ネイビー、レッド、ホワイト、ブルー、ベージュ、ミント、バイオレッドの8色展開。僕はネイビーを購入しました。ちなみに芯径は0.5mmのみです。
このトプルという名前の由来は、そのノック機構からきています。こちらのグリップ付近の独特な形状を見てください。なんとこちらがノック機構なんです。
その名も「トッププル機構」。
top pull 2本の指で引いて芯を出す機構となっています。引くというのは斬新ですね。
しかも自然な動きというか、親指を後ろに持って行かなくてもかなり近い距離で直感的にノックできるのはいいと思います。いやぁ面白いですね。
でもね、実際使用する上ではノック感を含め、あまり心地いいとは言えません。この辺りは後ほど、使用した感想にて詳しく語りたいと思いますので、是非最後までご覧ください。
このペンにはパーツごとにABS、AS、PCの3種類の樹脂が使用されています。こちらに商品名が印刷されているのみで、他に印字などはありません。
クリップは隙間がとても少なくて、軸に密着している感じですね。硬さは少し硬め。
僕ね、このペン先を見た瞬間ハッとしたんですよ。みなさんこれどこかで見覚えがありませんか?これはね、恐らく多機能ペン用のシャープ機構が使われているようです。
新しい機構を作るために開発費を抑え、300円台で販売できるように努力が垣間見えます。しかし、本来なら筆記に直結する部分ですので一番こういったところに開発費をかけなければいけないと思うのですが、サンスター文具はドキドキやワクワクなどの遊び心を提供してくれるメーカーですので、コンセプトが違うのでしょうね。
口金は樹脂製。トプルSには消しゴムがついていなくて、グリップ部でノックする為、上部から芯を補充することはできません。こちらから口金が外せまして、中の芯
タンクから直接補充してください(動画でご確認ください)。
芯の許容本数は2本までとなっていますのでご注意を
重心は、高重心。サンスター トプルSは、全長148mm、重さ11g、軸径が10mmとなっております。それではいよいよ、実際に書いてみたいと思います。
topull s を使用した感想
topull s の良かった点
うーん、この丁度握る部分にノック部の溝がくるのでどうかなと思っていたんですが、僕はあまり気になりませんね。むしろこの溝があった方が滑りにくいかな。
筆記時にクリップは手に当たりませんね。
でもちょっとね、書き心地でめっちゃ気になることがあるので、この後解説しますね。
それではサンスターのトプルSの良かった点からまとめます。新しいノック機構が面白い、軽くて扱いやすい、カラバリが豊富、低価格でお求めやすい。
topull s のここが気になる
次に気になる点ですが、まずこのトッププル機構。これね、とてもノックしづらいです。
通常のノックだと手首をひねって親指を持ってくる必要があるのでそれと比べると動作が少なくて済みます。うん、たしかに理屈ではそうなんですけど、実際使ってみると、指は親指で支えながら人差し指と中指で引くカタチになるんですが、指3本しか使わない状態で引くにしてはノックが硬すぎるんです。
それに軸が滑るので、結構親指に力を入れてこの軸を押さえつけながらノックしないといけないので、指がかなり疲れます。ノックはそんなに頻繁にはしなかもしれませんが、ここはとても気になりました。この低価格で新たな挑戦をしていることに関しては素晴らしいと思うんですけどね。
あと、ここが一番気になったんですが、たまに芯が回転するんですよ。これクルトガ機構的なものは搭載されていないはずなんですが、芯のとがった面で筆圧をかけて
書いていると、ゴリっと回転してカタベりした面で書かないといけなくなるんです。これ割と頻繁に起きるんですよ、おそらくここは多機能ペン用のシャープ機構を使っていますのでチャックの弱さが出ているんだと思います。ここは非常に残念です。気になったのはこのくらいです。
topull s まとめ
- 新しいノック機構「トッププル機構」搭載
- カラバリは、ブラック、ネイビー、レッド、ホワイト、ブルー、ベージュ、ミント、バイオレッドの8色展開
- 芯径は0.5mmのみ
- フレフレ機構搭載
良かった点
- 新しいノック機構が面白い
- 軽くて扱いやすい
- カラバリが豊富
- 低価格でお求めやすい
気になる点
- トッププル機構がとてもノックしづらい
- 指がかなり疲れる
- 筆圧をかけると芯が回転する
- 芯の補充はいちいちバラさないとできない
今回はサンスター文具の新商品、トプルSのご紹介でしたがいかがでしたでしょうか。
面白いペンが発売されるということで情報を得た時から気になっていたんですが、実際に使ってみて新しい機構にワクワクしましたし、300円台で新しいものを売れるという凄さをヒシヒシと感じました。サンスター文具が書き心地にごだわった本格的なシャーペンをこの先販売するかはわかりませんが、これから少しずつグレードアップしていくととてもいいものができそうな予感はします。個人的にはその路線でもペンを開発していってほしいですね。この先の展開を楽しみにしています。サンスター トプルS、気になった方は是非チェックしてみてくださいね。それでは今回は以上となります。
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