どうも、YouTubeチャンネル「HEROTV」の運営兼、動画編集者のあぬびすです!
今回ご紹介するのは、PENBBSの万年筆です。
目次
YouTube動画
PENBBS 500の基本情報
PENBBSは中国のメーカーなんですが、中国国内の万年筆愛好家が集うネットの掲示板PENBBSのオーナーが、本当に自分が欲しいと思うオリジナルの万年筆を作って公開したところ、大変反響があったことから商品化されることとなりブランドが立ち上がりました。
PENBBSの商品は、多くの万年筆愛好家の声によって沢山の万年筆が作られ、常に進化をし続けています。そのため、どのシリーズの商品がいつ廃盤になるかわからないんですね。しかも低価格な上に高品質。
デザインもかなりセンスのいいものが多いので、気になった物はすぐに買っておかないと買えなくなることもあるブランドですので、商品を頻繁にチェックする必要があります。
そんなPENBBSから販売されている万年筆の中から今回ご紹介する1本はこちら、PENBBS 500です。
購入時はこのような黒と赤のシンプルな箱に入って届きました。中央にはさりげなくロゴが印刷されています。それでは開封します。
箱の蓋はマグネット式になってますね。付属品は英語、中国語、日本語で書かれた取説と、オリジナルのペンシースがついています。色や柄はランダムとなっているようです。
こちらが本体、PENBBS500の万年筆になります。価格は税込み4620円。
軸はアクリル製ですごく美しいです。
僕が購入した500シリーズのカラバリはPurple Cloud、Southshore、Fairyland、Galaxy、Tiny Happinessの5色展開。僕はSouthshoreを購入しました。こちらも全く同じ柄のものを作ることは不可能ですので、世界で一本だけの万年筆となります。
キャップリングにはPENBBS 500と大きく刻印されています。クリップは剣のような独特の形状をしていて結構厚みがあって、柔らかめです。
キャップは回転ネジ式。アクリルですが開閉時に不快な音はしません。非常になめらか。
首軸部にもリングがありますね。ここには「made in china SHANGHAI」と刻印されています。ペン先はスティール製。EF、F、Mの3種類から選べます。僕はFを購入しました。
このペン先のデザインは、シリーズや軸色によっても結構変わるのもPENBBSの特徴ですね。「PENBBS SINCE2005 F」と刻印されています。
重心は高重心。キャップポストはできない仕様のようですが、無理やりしてみるとかなりの高重心になります。これはキャップポストはやめておいた方がいいですね。
PENBBS500は、全長145mm、質量31g、軸径が14mmとなっております。
でですよ、こちら付属品が何もなかったじゃないですか。その理由はこの万年筆、カートリッジは対応していないので、カートリッジ型のインクは入りません。かといってコンバーターも入りません。
こちらの万年筆はプッシュ式となっていますので、軸内部に直接インクを吸い上げて使用するものとなっております。それでは実際にインクを入れて書いてみようと思うのですが、プッシュ式がどういったものかをインクを入れながら解説しますね。
プッシュ式万年筆の使い方を解説
今回インクはIROSHIZUKUの紺碧を使用したいと思います。
詳しくはYouTubeの動画にてご覧ください。
まず、尻軸を反時計回りに回します。回すと隙間ができて引くことができるようになるので、スカスカの状態で引き出します。
引き出した状態で時計回りに締めます。この状態でグッと押してみて奥まで押しこめるか試して下さい。
最初は少し硬いかもしれません。グッと押し込んで、力を緩めると同時に戻ってきます。これで準備完了。
尻軸を押し込んだ状態でインクの瓶につけて、ゆっくり親指を離していきます。これでインクが吸い上げられるのですが、まだ上がっていない事もあるので、2度ほど繰り返します。インクが入ったら反時計回りに緩めて下さい。抵抗がなくなりスっと軸に収納されますので、また時計回りに締めます。これで完了です。
これがPENBBSのプッシュ式、バキューマティック機構です。それでは実際に書いてみたいと思います。
PENBBS 500を使用した感想
PENBBS 500の良かった点
なるほど、これは書きやすいですね。あー丁度いい。このフロー好きですね。ペン先は柔らかめですね、しなりも感じます。
それではまずよかった点ですが、見た目が美しい。このアクリル軸は非常に美しいです。他にもいろいろカラバリもありますが、やはり特にブルーが綺麗でした。
次に書き心地がいい。PENBBSはフローが渋めだと聞いたことがありますが、こちらの500は最初からインクがよく出ます。
ドバドバヌルヌルではありませんが、通常のFよりかは太めになるのでこの辺りは好みが分かれるかもしれません。
でこの書き味のなめらかさは金ペンのパイロットのカスタム742に似てるなと感じました。ですので日本語もとても書きやすいですね、これは素晴らしい。
あと価格ですが、非常に安いと思います。国産品でこれだけ綺麗なアクリル軸となるとそれだけで4000円台では買えませんし、この書き心地の良さとプッシュ式の万年筆が5000円しないというのはヤバすぎます。国産の低価格の万年筆もすごくいいものが増えていますが、PENBBSは次元が違いますね。
それからこちらの首軸ですが、ペン先に行くほど細くなっていて、根元が10mm、ペン先側が9mmとなっています。そしてここに段差があって、指が引っかかるのでかなり握りやすいんです。持っていて気持ちいいと言うか、この辺りも書き心地のよさに繋がってくるのでしょうね。
PENBBS 500のここが気になる
次に気になる点ですが、個人的にクリップが気になります。厚みが分厚くてペンケースなどに入れると必ずと言っていい程、跡が付きます。
横を向ければ問題ないのですが、少し飛び出しすぎて僕はあまり好きにはなれません。形状自体は問題ないんですけどね。
あと先程も触れましたが、キャップポストはできません。僕は普段からあまりしませんが、ここも気になるところですね。とはいえキャップポストしてない状態でニブをはぶいた長さが112mmありますので十分バランスがいいといえます。
気になったのはこれくらいです。
PENBBS 500 まとめ
- 中国国内の万年筆愛好家が集うネットの掲示板PENBBSのオーナーにより設立されたブランド
- 専用の箱、オリジナルペンシース付き
- カラバリはPurple Cloud、Southshore、Fairyland、Galaxy、Tiny Happinessの5色展開
- キャップは回転ネジ式
- ペン先はスチール製
- 字幅はEF、F、Mの3種類
- バキューマティック機構搭載
良かった点
- 見た目が美しい
- 書き心地がいい
- 価格が安い
- 握りやすいグリップ
- プッシュ式が搭載されている
気になる点
- クリップが分厚くペンホルダーに差した時もかさばる
- キャップポストできない
今回はPENBBSの万年筆、PENBBS500のご紹介でしたがいかがでしたでしょうか。
まだ中国製の万年筆には抵抗がある方も多いかもしれませんが、こちらのブランドの万年筆は本当に素晴らしいです。とてもよく考えて作られています。他にもいろんな
万年筆が発売されていますし、常に新しいことを考えて商品に反映させているので今後もどんな商品が発売されるか非常に楽しみなブランドです。またPENBBSの商品を購入した際は再度紹介したいと思います。
それでは今回は以上となります。この動画&記事が気に入っていただけましたらGOODボタンとチャンネル登録お願い致します、最後までご覧いただきありがとうございました。