どうも、YouTubeイラストチャンネル「HEROTV」の運営兼、動画編集者のあぬびすです!
今回のシャーペンはこちら!
野原工芸、黒松!
今回は、5年以上、仕事やYouTubeでデジタルやアナログのイラストを描き続けている僕が、デジタル化が進む中アナログのすばらしさを伝えるため、職人さんを応援したり、本当にいい筆記具を紹介したいという思いから手作り木軸ペンをレビューしていきたいと思います。
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それでは商品の方を見ていきます。
YouTube動画
野原工芸 黒松の特徴
まずは野原工芸を知らない方に向けて簡単に説明します。
野原工芸といえば、文房具好きの方からすればあまりにも有名な、木軸シャーペンメーカーの最高峰、あこがれの存在。
千年以上の歴史がある国の伝統工芸品、南木曽(なぎそ)ろくろ細工の製法を受け継ぐ野原さん一家が営む長野県にある会社です。
野原工芸のシャーペンは、店舗だけでなくオンラインショップでも購入することができますが、すでに年内の予約受付は終了しているほど人気で野原工芸のシャーペンやボールペンはなかなか手に入れることが難しい状況となっております。
そんな野原工芸のシャーペンが、こちらになります。
こちらは黒松。木軸シャーペンは木材の種類によって価格も異なりますし、もちろん見た目も美しさも全く変わってきます。
価格は4000円から20000円くらいまであります。
この木の模様のことを杢といって、杢は自然が生み出す色と柄なので、絶対に同じものは存在しません。
つまり自分が気に入った杢の筆記具を選んで購入できて、世界で1本だけのシャーペンを手に入れることができる、これが木軸シャーペンの
最大の魅力ですね。もちろん書き心地は、一般的に大手メーカーが出しているシャーペンとは全く違います。
最高なんです。だからこそファンが多い。
でこちらのシャーペンに戻りますが、たまにこちらのシャーペンを見て、偽物なんじゃないかという方がいます。
それはなぜか、それはまず箱が違うからです。
本来ならここに野原工芸と書いていますし、手入れ用のオイルやウッドキューブがついていますが、こちらにはついていません。しかも箱の裏側には、「ウッドヒル隠岐」と別の会社の名前があります。
ウッドヒル隠岐は、島根県にある木材の製材・販売をしている会社なのですがそちらの黒松を素材とし野原工芸が加工して作られたシャーペンがこちらです。
わかりやすく言うとコラボ商品です。このシャーペンはウッドヒル隠岐でのみ販売されていたものなので、野原工芸のオンラインショップにもラインナップがなく、箱に野原工芸の表記がないんです。シャーペンの他にも、黒松のボールペンなんかは、ふるさと納税の返礼品としても取り扱っている時期がありましたが、今はどちらにせよ手に入れることはできなくなっています。
こちら野原工芸の旧式のシャーペンになっていて、口金やノック部は現行モデルと互換性はありません。金属部分のカラーは現在だとゴールドとシルバーを選択できますが、この艶消しも廃盤となっております。もともとはダブルノック式…説明するとノックするとまず口金が出てきて、その後ノックすると芯が出てくるものです。これがついていました。その後野原工芸の方で、固定式口金の試作品が販売され、そちらを購入して交換しました。
野原工芸 黒松は、全長140mm、質量は30.3g、グリップ付近の直径は12mmとなっております。
野原工芸との出会い
僕が始めて野原工芸を知ったのは、たしか4、5年前くらいだったと思うのですが、TVで見た時です。
昔から職人が何かを作っている番組を見るのが好きで、その時はたまたま野原工芸の特集でした。
野原さんが旋盤で木を削っている様子や、木軸ペン製作の思いや苦悩等いろいろ取材している様子が流れていました。
木軸シャーペンか…面白い世界があるなぁ。
確かまだ当時はオンラインショップはなかったんじゃないかな?
僕はその時、いつか買えたらいいなと思ったくらいであまり熱はなかったんです。興味はありましたが、正直軸が木になっただけで普通のシャーペンとそんなに変わらないだろうと思っていました。
そしてそのままその存在を忘れていきました。
2年後、ツイッターで野原工芸のペンの情報や画像が流れてきて記憶が蘇り、購入に至りました。
今ではなかなか手に入らない状況になってしまったので、もっと買っておけばよかったと感じています。
まだ店舗に入ったことがないので、かなり遠いですが是非いつか絶対に行きます!!
野原工芸 黒松を使用した感想
野原工芸 黒松の良かった点
まず手に取って感じたのは、重さ。30gあるのでずっしりきますが、この重さが筆記時の安定感を生みます。
そして木軸は意外と滑らないので、グリップ感もいいです!
黒松の杢は、シンプルで特に柄はありませんが、僕はこういうシンプルなものが好みです。もちろん瘤のような杢も美しくて好きですけどね。
そして肝心の書き心地ですが、最高です!
僕はシャーペンで字を書いていて、キュッキュとなるのがとても苦手なのですが、野原工芸で書くとほとんどその嫌な感じがなくなるんですよね!これ不思議です。
ずっと芯のせいで鳴っていると思っていたのに、ペンが変わると同じ芯でもキュッキュしなくなることが体感できます!
そしてノック感もチャキチャキと軽く、気持ちいい!
ただでさえ書き心地がよかったシャーペンですが、固定式口金にしたところ更にめちゃくちゃ安定して文字が書けます!
やっぱり、固定式口金は最高です。この書き心地は、以前紹介した神シャーペン、カヴェコスペシャルに似てるなと思いました。書き心地は非常になめらか。
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【カヴェコスペシャル】神と呼ばれたシャーペンを徹底レビュー 本当に書きやすい?
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野原工芸 黒松のここが気になる
気になった所は一点だけ!
ノック部の金具が少し緩くて、軸との間に少し隙間があるので、書いているとカチャカチャ音が鳴ります。
ここだけが気になりました。
これは旧型なので、現行モデルは改善されているんじゃないかな?と思ってます。
大手筆記具メーカーが販売しているものとの違いは、木軸部分だけではなく、内部機構も異なります。普通のシャーペンは新タンクが樹脂になっていますが、野原工芸は金属製となっています。この違いも書き心地に影響してくると思います。
ただ少しノック部分が緩くて、カチャカチャ音がするのは気になりましたがそれを凌駕する使いやすさ、書き心地がありますのでそれくらい問題ありません。今回こうやって手にしてみると、撮影を通して改めて野原工芸の素晴らしさを再確認できました。今年の予約分は買い逃したので、次こそは必ずGETしたいです。
今回は以上となります。この動画&記事が気に入っていただけましたらチャンネル登録お願いいたします。最後までご覧いただきましてありがとうございました。
野原工芸オンラインストア
https://store.nohara.jp/