【結論】LACONIC Solid Writeは、書き心地の完成度を徹底的に突き詰めたシャープペンシルです。
余計な機構や装飾を排除し、純粋に筆記体験の質を高めることにフォーカスした設計が特徴で、実際に使用してみるとその完成度の高さに驚かされます。
低重心で安定感のある重量バランス、金属軸ならではの高い剛性感、そしてノックキャップのガタつきを抑えるOリング構造など、細かな部分まで筆記性能を意識して設計されていることが伝わってきます。特に書き心地は非常に優れており、芯の性能をダイレクトに感じられるようなクリアな筆記感が印象的でした。
一方で、軸にはラバー塗装が採用されており、この塗装の耐久性については長期的に見た場合に気になる部分もあります。ラバー塗装はグリップ力を高めるメリットがありますが、経年劣化によるベタつきなどの問題が起こる可能性もあるため、この点は人によって評価が分かれるかもしれません。
それでも、シャープペンシルとしての筆記性能は非常に高く、書き心地を重視する方にとっては間違いなく魅力的な一本です。個人的にも、このSolid Writeは書き心地ランキングの上位に入るレベルの完成度だと感じました。
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ラコニック ソリッドライトの基本情報

LACONICとは
LACONIC(ラコニック)は、東京に本社を置く文具メーカーで、2006年に設立されたブランドです。主に手帳やノートなどの文房具を中心に企画・製造・販売を行っており、シンプルで機能的なデザインのプロダクトを数多く展開しています。
今回紹介するSolid Writeは、そんなLACONICから登場した新しいシャープペンシルです。2025年3月に発売された比較的新しいモデルで、同ブランドとしては珍しい筆記具カテゴリの商品になります。
「美しい所作を持って書くことの楽しさを追求する」というコンセプトのもと開発されたこのペンは、余計な装飾を排除した非常にミニマルなデザインが特徴です。機構面でも奇抜な仕組みは採用されておらず、純粋に書き心地を高めることに集中した設計になっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | LACONIC Solid Write |
| 発売 | 2025年3月 |
| 価格 | 税込3960円 |
| 芯径 | 0.5mm |
| 軸素材 | 金属軸(ラバー塗装) |
| 機構 | ノック式 |
| ガイドパイプ | 4mm固定式 |
| 全長 | 149mm |
| 軸径 | 9mm |
| 重量 | 23g |
| カラー | ブラックのみ |
Solid Writeは非常にシンプルな設計のシャープペンシルです。カラー展開はブラックのみで、全体がオールブラックの落ち着いたデザインになっています。
軸素材は金属で、その上からラバー塗装が施されています。見た目はマットな質感で、非常に落ち着いた雰囲気があります。金属軸の冷たい感触とラバー塗装のグリップ感が組み合わさることで、独特の触り心地になっています。
またこのペンの特徴の一つとして、クリップが搭載されていないデザインが挙げられます。クリップがないことでフォルムが非常にシンプルになり、筆記に集中できる設計になっています。
転がり防止のために軸中央には六角リングが採用されており、円柱軸のデザインを維持しながら実用性も確保されています。
使用した感想

書き心地
Solid Writeの最大の魅力は、やはり書き心地の良さです。
実際に書いてみると、余計な振動やブレが非常に少なく、芯の性能をそのまま感じられるような筆記感があります。シャープペンシルによっては内部構造の影響で雑味のある書き心地になるものもありますが、このペンではそういった要素がほとんど感じられません。
ガイドパイプは4mmの固定式で、ペン先の安定感も非常に高いです。芯の送り出し機構も精度が高く、筆記中の違和感がほとんどありません。
このような筆記感は、まるで芯そのものを書いているような感覚に近く、非常にクリアな書き味です。数多くのシャープペンシルを使ってきましたが、このSolid Writeの書き心地は間違いなくトップレベルの完成度だと感じました。
重心バランス
重心は低重心寄りの設計になっています。
重量は約23gと比較的しっかりした重さがありますが、重心が適度に低いため、筆記時の安定感は非常に高いです。重すぎるという印象はなく、むしろ適度な重量が筆記を安定させてくれるように感じました。
また、軸の長さが149mmとやや長めに設計されているため、手に持った時のフォルムが非常に美しく、筆記時のバランスも良好です。
低すぎない低重心という絶妙な設計になっており、長時間の筆記でも疲れにくいバランスだと感じました。
剛性感

Solid Writeは金属軸を採用しているため、剛性感は非常に高いです。
安定した筆記感を得ることができます。また、ノックキャップにはOリングが採用されており、キャップのガタつきを抑える構造になっています。
このOリング構造は非常に効果的で、ノックキャップの微妙なブレをしっかりと抑えてくれます。シャープペンシルではノックキャップの遊びが書き心地に影響することがありますが、このペンではそういった不安定さを感じませんでした。
細かな部分ですが、こうした構造は筆記性能を高めるための重要なポイントです。
良かった点

Solid Writeを実際に使用して最も印象的だったのは、やはり書き心地の完成度です。非常にクリアで雑味のない筆記感があり、芯の性能をそのまま楽しめるような感覚があります。多くの大手メーカーがさまざまなシャープペンシルを発売していますが、それらと比較してもこのペンの書き心地は非常に高いレベルにあると感じました。
また、重量バランスも非常に優れています。23gという適度な重量と低重心の設計が組み合わさることで、筆記時の安定感が非常に高くなっています。重すぎることもなく、軽すぎることもない絶妙なバランスです。
さらに、デザインの美しさも魅力の一つです。オールブラックのシンプルなデザインは非常に洗練されており、クリップがないことでフォルムがより美しく見えます。筆記具としての存在感がありながらも主張しすぎない、非常にバランスの良いデザインだと感じました。
そして、ノックキャップのガタつきを抑えるOリング構造も非常に良いポイントです。このような細かな部分までしっかり作り込まれていることで、ペン全体の完成度が高まっています。
気になる点

Solid Writeの大きな弱点と言えるものは特にありませんが、気になった点としては軸のラバー塗装です。
ラバー塗装はグリップ力を高めるというメリットがありますが、長期間使用していくと加水分解によってベタつきが発生する可能性があります。実際に他社製品でもラバー塗装の耐久性については批判的な意見が多く見られます。
もちろん、最近では加水分解しにくい塗装技術も登場していますが、このペンでは明確にラバー塗装と表記されているため、長期的な耐久性についてはやや気になる部分です。
せっかく金属軸を採用しているのであれば、金属の質感をそのまま活かした仕上げでも良かったのではないかという印象もあります。
他モデルとの比較
ステッドラー ヘキサゴナルとの違い
ステッドラーのヘキサゴナルは、六角軸のデザインが特徴的なシャープペンシルです。アルミボディによる軽量な設計と、独特のフォルムが人気のモデルです。
それに対してSolid Writeは円柱軸のデザインで、よりシンプルでミニマルな外観になっています。重量はSolid Writeの方がやや重く、その分筆記時の安定感も高い印象です。
書き心地の方向性としては、Solid Writeの方がより剛性感が高く、筆記に集中できる感覚が強いと感じました。

リフトプラスとの違い
リフトプラスは、Solid Write同様に剛性の高さが特徴のシャープペンシルです。比較的カジュアルな筆記具として人気があります。
Solid Writeはそれに比べると、よりシンプルで、筆記性能を重視した設計になっています。価格帯もSolid Writeの方が高く、より高品質なシャープペンシルという位置づけになります。

こんな人におすすめ
✅ 向いている人
- 書き心地を重視してシャープペンシルを選びたい方
- 金属軸のシャープペンシルが好きな方
- シンプルで洗練されたデザインの筆記具を好む方
- クリップなしのミニマルなデザインが好きな方
❌ 向いていない人
- ラバー塗装の耐久性が気になる方
- 太軸のシャープペンシルを好む方
総合評価
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| デザイン | 9 / 10 |
| 書き心地 | 10 / 10 |
| 剛性感 | 9 / 10 |
| 重量バランス | 9 / 10 |
| コスパ | 8 / 10 |
総合評価:9.0 / 10
Solid Writeは、書き心地という一点において非常に高い完成度を持つシャープペンシルです。
今回のまとめ
LACONIC Solid Writeは、「書くことの楽しさ」を追求したシャープペンシルです。
余計な機構を排除し、純粋な筆記体験を高めることに集中した設計が特徴で、その結果として非常に高い書き心地を実現しています。
特に剛性感と筆記の安定感は素晴らしく、多くのシャープペンシルの中でもトップクラスの完成度だと感じました。価格はやや高めですが、その性能を考えると十分納得できるレベルです。
予想していなかったところからこれほど完成度の高いシャープペンシルが登場したことには驚きました。新製品にはこうしたダークホース的な存在が現れることがあるので、文房具の世界は本当に面白いと改めて感じます。
書き心地を重視する方には、ぜひ一度試していただきたい一本です。


