どうも、YouTubeチャンネル「HEROTV」の運営兼、動画編集者のあぬびすです!
今回ご紹介するのは、ビンテージのボールペンになります。
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それでは商品を見ていきます。
目次
YouTube動画
h&m gutberlet エボナイトローラーボール の基本情報
今回ご紹介するのがこちら、h&m gutberlet エボナイトローラーボールになります。
価格は税込9900円。
こちらは神戸の文具店、590&CO.さんで販売されていたビンテージボールペンとなっております。私は2024年の7月に購入していたんですが、ご紹介が遅くなってしまいました。今はすでに完売しているかと思いますが、文房具好きの方向けに資料的な役割として動画を作らせて頂きました。こちらのエボナイトローラーボールは、本来ならもう売られていないビンテージ品ですのでパッケージはありませんが、こんな貴重な品を購入することができたことをとても嬉しく思います。
590さんありがとうございます。
こちらの販売元が、h&m gutberlet社ということですが、現在ドイツでKAWECO製品を復刻販売している会社になります。
エボナイトローラーボールは、1980年頃にRou Bill社という筆記具メーカーが創立した記念に作られたものです。創立記念ですのである程度の数は出回ったと思いますが、こちらはデッドストック品ということで新品なんですけど、人の手に触れられているものではあります。
こちらの軸は、商品名の通りエボナイト製となっていて、このように縦縞の独特な模様が出ています。エボナイトはアメリカでゴムを主成分とした世界最古の人工樹脂で、ヒビが入ることのない金属を遙かに超える耐久性と耐摩耗性を併せ持つのがエボナイトの最大の特徴です。
磨くとこのような艶が出て美しいのですが、紫外線に弱いという特性があります。紫外線に当たり続けると光沢がなくなって曇ってきます。そうなるのが嫌な方は、引き出しの中などに保管するように心がけましょう。
そんなエボナイトは現在製造元が非常に少なく、日本では1社しか残っていません。こちらは1871年創業のNew-York Hamburger社製のエボナイトを使用して製造したローラーボールとなります。
軸は8角形ですが、尾栓部は円錐です。こちらを回すと外れるようになっていますので、こちらからリフィルを交換してください。一部ローレットのような溝が施されていて、ここを持つことで滑らずしっかり握れてスムーズに回すことができます。
こちらのエボナイトローラーボールはキャップ式となっております。開閉は篏合式のようにパチッと閉るわけではなく、ぐっと圧をかけて締めるだけのタイプとなっております。
ですのでペン本体に少し衝撃を受けてしまうだけで外れてしまうものです。昔はこういったタイプのものは結構多かったですね。
ゴールドクリップのデザインは、カヴェコシリーズを彷彿とさせるデザインですね。幅が広めで美しい曲線を描いています。硬さは、固めです。先端がとがっているので爪で動かすと痛くなります。
天冠はこんな感じ、いたってシンプル。こちらのペンにはどこにもロゴや社名、商品名等が一切入っていません。ちょっと寂しいですね。
キャップを外すと、グリップ部はこのようになっています。先端に向かうにつれて細くなっているんですが、特にローレットなどの加工もなく、握る部分は結構細軸となっております。エボナイトですので、割と滑りにくいです。
表面にべたつきはありませんが、指に少し吸着するような感触です。また軸は8角軸ですがこちらには角はありません。
キャップはポスト出来ますが、長すぎてバランスがあまりよくないので、外した状態で使うのがよさそうです。
口金は金属製、結構小さめですね。グリップ部から段差なく続いています。ここは外れないように接着されています。
このペンのリフィルですが、リフィルは別売りとなっていました。発売当時はどうだったんでしょう。ローラーボールですので、水性リフィルを入れて使用することを想定して作られているのでしょうね。
現状このペンに使用できるリフィルは、オートのC300シリーズが使用できます。商品ページにC300系と記載されていましたが、JIS規格のC300系とは異なりますので、サラサやエナージェルなどは入りません。色々試してみたのですが、私が所持しているリフィルの中ではやはりオートの独自規格のものしか入らないですね。
このわずかな段差があるかないか、段差があれば入りません。私はOHTOのリバティのリフィルを入れてます。C305です。
これも硬すぎて羅時ペンでないと引き抜くことができませんでした。
重心は、中央付近。h&m gutberlet エボナイトローラーボールは、キャップをした状態で全長133mm、重さ18.9g、軸径が11mm、キャプなしだと全長127mm、重さ13.3g、軸径が9mmとなっております。
それではいよいよ実際に書いてみたいと思います。
https://www.590and.co/items/87667336
h&m gutberlet エボナイトローラーボール を使用した感想
h&m gutberlet エボナイトローラーボール の良かった点
先ほども言いましたが、リフィルはOHTOのC305を使用しております。水性で、C300シリーズは黒、赤、青がラインナップされています。サラサラと書き心地がいいですね。
このリフィルは本体にぴったりフィットしていて、全くブレがないんですよ。ですので書き心地が抜群にいいです。素晴らしい。
それでは一通り使用しましたので、h&m gutberlet エボナイトローラーボールの良かった点からまとめます。
シンプルでおしゃれ、書き心地がいい、重心バランスがいい、浪漫が溢れていて所有欲を満たしてくれる。
h&m gutberlet エボナイトローラーボール のココが気になる
次に気になる点ですが、折角の創業記念ボールペンですので、何かしら刻印などは入れてほしかったですね。これだとどこのメーカーの何のペンなのか説明がないと分からないですからね。
あと、使えるリフィルが少ない。ビンテージ品ですし、いろんなリフィルを使えるように作っているわけではないので仕方がないところではあるんですけどね。気になったのはこれくらいです。
h&m gutberlet エボナイトローラーボール まとめ
- 1980年頃にRou Bill社が創立した記念に作られたもの
- キャップ式
- 軸はNew-York Hamburger社製エボナイトの8角軸
- 使用できるリフィルはオートのC300シリーズ
良かった点
- シンプルでおしゃれ
- 書き心地がいい
- 重心バランスがいい
- 浪漫が溢れていて所有欲を満たしてくれる
気になる点
- 何かしら刻印などは入れてほしかった
- 使えるリフィルが少ない
今回はビンテージボールペン、h&m gutberlet エボナイトローラーボールをご紹介致しましたが、いかがでしたでしょうか。
現状なかなか手に入れることは困難となっておりますが、このエボナイトを贅沢に使用した貴重なペンがこの価格で購入できたことはとてもうれしく思っています。
40年以上前に作られた記念ボールペン、1980年ですので発売当時にはKAWECO社はすでになくなっていたんですよね。当時私はすでに生まれていたので個人的にはそこまで古いものという印象はありませんが、長い歴史を感じられるロマンあふれる一本となっております。是非こちらのペンを見つけた際には、この動画を購入を検討する際の参考にしていただけると幸いです。
それでは今回は以上となります。この動画&記事が気に入っていただけましたらGOODボタンとチャンネル登録をお願いいたします。
最後までご覧いただきありがとうございます。
https://www.590and.co/items/87667336