どうも、YouTubeチャンネル「HEROTV」の運営兼、動画編集者のあぬびすです!
今回は、アメリカのアーティストによって生まれた面白いペンをご紹介したいと思います。
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それでは商品の方を見ていきます。
目次
YouTube動画
スイッチペンの基本情報
今回ご紹介するペンは、CRUSHMETRICという2019年に設立された会社と、共同設立者でもあるアメリカの彫刻家兼アーティスト、ノア・デレッタさんが3年かけて開発したペンになります。
ノア・デレッタさんは、グラフィックデザイン、油絵、グラフィティ、彫刻やマルチメディア、ファッション等非常に多くの作品を手掛けており、世界でもっとも注目を集めているアーティストの一人です。中でも機械や道具を使わずに指でアルミ缶をへこませて、幾何学模様を浮き彫りにした作品を数多く生み出しており、アルミ缶を使用した作品はデレッタさんの代表作となりました。
そんなCRUSHMETRICから発売されたのがこちらのボールペン、スイッチペンになります。
価格は税込み1430円。
購入時はこのような化粧箱に入って届きました。では開封していきます。今回ペン以外の内容物はありませんでした。こちらがスイッチペン本体となります。
第一印象は軽くて樹脂が多いため、個人的にチープな印象を受けました。
実は、スイッチペンが届いてから動画を撮影するまで試し書きしたり色々使ってみたんですが、その過程でここわかりますか、軸と口金の境目。ここがぐちゃぐちゃになったんですね。
これは後半で詳しく説明しますが、このペンは取り扱いに注意すべきところがありますので是非最後までご覧いただければと思います。それでは本体を見ていきます。
ペン本体は全体的に非常にシンプル。
軸はシルバーで表面はつるつるしていています。でこちらにつなぎ目があるのがお分かりいただけますでしょうか。これはアルミフィルムを巻き付けているんですね。その為ここにつなぎ目が出来ています。口金とノック部は樹脂製。耐破損性プラスティック。
ノック部側面にはCRUSHMETRICとロゴが入っています。
クリップは細めで柔らかく、引っかけることはできますがご覧の通り空洞となっていますので、しっかり挟んで止めることはできません。ここは残念ですね。
こちらのスイッチペンの最大の特徴は、ノック時の軸の変形。ノックはこちらを下げることによりリフィルを出すことができるんですが、ちょっとやってみますね。
一見表面がつるつるしている軸が、ノックすることによってこのように美しい幾何学模様に変形してリフィルを押し出します。で、こちらを押し上げてリフィルを収納すると、またもと元のつるつるした軸に戻ります。
これ凄くないですか?この変形時のメキメキメキっていう音も、なんかいいですよね!
こういったペンの構造だったり、内部機構に関する詳しすぎる解説はメーカーによる特許の取得方法なんかによっては、これをユーザーがメーカーの許可なく公の場で詳しく公開することは法律的にもよろしくないことになりますので、たまに詳しくやってる方がいますが、僕はさらっと解説しようと思います。
ここね、ノックの際にこの部分がペン先の方に向けて下がるんです。上下から圧力をかけると模様が浮かび上がる仕組みになっているのですが、それプラス、軸は少し柔らかくなっているので、触ってみると内側に幾何学模様の「型」があるのが確認できます。
ですのでノックすることで上下から圧力をかけつつ内側から型を押し付けて幾何学模様を浮かび上がらせている仕組みとなっているようです。
初期リフィルは0.5mmのジェルインクです。重心は高重心。
全長145mm、質量12.7g、軸径が15mmとなっております。それでは実際に使用してみたいと思います。
スイッチペンを使用した感想
スイッチペンの良かった点
リフィルはジェルインクということですが、とてもなめらかです!
色も濃いですし、他社リフィルに交換する必要もなさそうです。
それでは早速良かった点から。まず、やはりスイッチペンの最大の特徴、軸の変形ですね。これは実に素晴らしいです。そして美しい。それと、ノックの感触が心地いい。この音と感触は癖になりそうで、何度も変形させてしまいます。
次にこの幾何学模様のおかげでグリップも効きます。この軸は見た目だけではなく実用性も兼ね備えているんですね。そして初期リフィルが滑らかで書き心地がいい。これはうれしい誤算でした。最後に、ペン先のがたつきが少ない。ここも想像以上に書き心地にもこだわって作られているんだなと感じます。
スイッチペンのここが気になる
次に気になる点ですが、実はこのペン…
特殊なペンということで使用上特に注意すべき点が3点あります。
なのに、その注意喚起をHP上でしかしてないんですね。
説明書などを同封するなどの配慮が足らないと思います。というのもですね、普通に使用していてもスイッチペンとして使用できなくなるほどのことが起こりうる状況なんです。
どういうことか注意点をまとめて解説します。
スイッチペンの使用上の注意
- 軸は強く握らない
- 使用した後は必ずリフィルを収納する
- リフィルを交換する際に重要な事
軸は強く握らない
まず1つ目、軸は薄い素材ですので強い力を加えると変形してしまいます。ギュッと握っただけでもへこんでしまって、もう変形ができなくなる可能性がありますので軸は強く握らないようにしましょう。
使用したリフィルは必ず収納する
2点目は、このペンは書いた後はリフィルを収納して変形を解除する必要があります。こうして軸を休めないと模様の跡が付いたままになってしまうので注意が必要です。使わない時はリフィルをしまって軸を休めてください。
リフィルを交換する際に重要な事
3点目は、リフィルの交換です。この項目が非常に重要。
順を追って解説しますと、まずリフィルは口金を外して交換することになるのですが、口金を外す際も軸を持って回さないこと。ノック部を持って回しましょう。で、口金を締める際に、よく確認してください。
リフィルを交換後。これが正常な状態です。この状態だと口金を締められます。
このように軸の結合部分よりアルミフィルムがはみ出していないか必ず確認してください!
こうなっている状態が危険な状態です。薄いアルミの軸がはみ出ていますね。これは手で押し上げても戻りません。
僕はここでこのまま口金を締めるとどうなるのか試したかったのでそのまま締めると、リフィルを出しても幾何学模様が出なくなりました。何とかバラして治したので今は大丈夫ですが、ここがぐちゃっとなったままです。
こうならないようにするには、ノック部を上げた状態でこの隙間につまようじなどを差し込んで押し下げる。これをしっかりやるとアルミがきれいに収まりますのでその上で口金を締めるようにしてください。
こんな重要なことをHP上でしか言ってないのはこれはいかがなものかと思います。
しかも、それを知らずに口金を締めて不具合が出ても補償はしないといってます。ならなおさらこの取り扱いの注意喚起をしっかりとやるべきではないでしょうか?
あと気になった点は、カラバリは、海外向けサイトでは軸が玉虫色になっているものもラインナップされているのですが、現段階では国内向けに発売されているのは1種類のみです。個人的には価格が上がってもいいので口金やノック部に金属を採用したモデルの発売もしてほしいです。そうすればチープさもなくなり、かなりかっこよくなりそうです。あと気になったのは、軸のフィルムの繋ぎ目。これは仕方がない所もありますが手触りも良くないので個人的にはこの辺りが非常に気になりました。
スイッチペン まとめ
- CRUSHMETRICから発売された、共同設立者でアーティストのノア・デレッタさんと3年かけて開発したペン
- ノックをすると軸が幾何学模様に変形する
- 初期リフィルは中国製のゲルインク
- 芯径は0.5mmのみ
ポイント
- 軸の変形ギミックが素晴らしい
- ノックの感触がいい
- 初期リフィルが非常に滑らか
- ペン先のがたつきがほとんどない
ポイント
- カラバリが少ない
- クリップが機能的ではない
- 使用上、重要な注意事項の情報発信が少ない
今回はCRUSHMETRICのスイッチペンのご紹介でしたがいかがでしたでしょうか。
ペン自体はシンプルで美しく何と言ってもこのギミックが素晴らしいし書きやすいですし、ノア・デレッタさんによるとてもすぐれた作品だと感じました。ただね、使用上の注意事項には皆さん十分気を付けて、少しでもこの素晴らしいペンを長く楽しんでいただければと思います。皆様も気になりましたら是非、手に取って試してみてください。購入は公式ストアをメインに販売しております。それでは今回は以上となります。この動画&記事が気に入っていただけましたらGOODボタンとチャンネル登録お願い致します。最後までご覧いただきありがとうございました。