【結論】バレットジャーナル×ロイヒトトゥルム ドレグリフルは、100年以上続くDrehgriffelの歴史的デザインに、バレットジャーナルの世界観を融合させた特別な一本です。
実際に使ってみると、単なるコラボモデルではなく、通常モデルには存在しないブラック×真鍮の組み合わせや専用口金など、所有欲を強く刺激する仕上がりとなっています。コンパクトなサイズながら重心バランスも優秀で、ゲルインクならではの滑らかな書き心地も魅力です。
一方で、ペン先のわずかなガタつきやパッケージ内での固定不足など、高級ボールペンとして気になる部分もありました。
それでもデザイン性・歴史性・実用性を兼ね備えた一本であり、「書くことそのものを楽しみたい方」には非常に魅力的なモデルだと感じました。
基本情報

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | Bullet Journal×Leuchtturm Drehgriffel |
| 発売日 | 2026年3月25日発売 |
| 価格 | 税込7,150円 |
| 全長 | 126mm |
| 重量 | 15.2g |
| 軸径 | 9mm |
| 軸素材 | アルミニウム |
| 口金素材 | 真鍮 |
| 機構 | ツイスト式 |
| 初期リフィル | GEL BLACK(ゲルインク) |
| リフィル規格 | G2規格 |
| 重心 | 低重心 |
ロイヒトトゥルムは1917年にドイツで創業した老舗ブランドです。もともとは切手やコレクション用バインダーを製造する小さな工房としてスタートし、その後1948年にロイヒトトゥルム社として再編されました。
現在は「Leuchtturm1917」のブランド名で世界的に知られており、特にノート分野では圧倒的な人気を誇ります。単なる筆記用紙ではなく、「情報を整理し保存するためのツール」として設計されたノート作りを得意としているメーカーです。

そして今回レビューするモデルは、そのロイヒトトゥルムとバレットジャーナルの公式コラボモデルです。
バレットジャーナルとは、アメリカのデザイナーであるライダー・キャロル氏が考案したタスク管理・メモ・思考整理を一冊にまとめる手帳術です。現在では単なる手帳術を超え、一つのブランドとして確立されています。
その世界観を落とし込んだ特別仕様のドレグリフルが今回のモデルになります。
使用した感想

書き心地
まず驚いたのは、コンパクトなボディからは想像できない安定感です。
初期搭載されているGEL BLACKは非常にフローが良く、紙の上を滑るように筆記できます。インクの出も非常に豊富で、軽い筆圧でも濃くはっきりとした文字を書くことができます。
一般的なゲルインクらしい滑らかさをしっかり持ちながらも、制御しにくいほど滑り過ぎるわけではありません。
書いていて非常に気持ちが良く、長時間のメモやジャーナリングとの相性も良好です。
ただし気になったのがペン先のガタつきです。隙間は本当にごくわずかしかありません。しかし実際に書いてみると意外にそのガタつきが気になります。
精度が低いというほどではありませんが、筆記感を重視する方は気になる可能性があります。
重心バランス
重心は低重心です。
全長126mmという短めのボディながら、真鍮製口金を採用していることで絶妙な重量配分になっています。
15.2gという軽量なボールペンですが、先端側に適度な重量があるため軽すぎる印象はありません。むしろ筆圧をかけなくても自然に文字を書ける感覚があります。
コンパクトなボールペンは高重心になって扱いづらいモデルも少なくありませんが、このドレグリフルは非常にバランスよく仕上げられています。短軸好きの方にはかなり刺さる重心設計だと思います。
剛性感

ボールペンとしては十分実用的なレベルです。しかし高級ボールペンとして見ると少し物足りなさも感じました。
今回の特別仕様モデルでは通常モデルより長い真鍮製口金が採用されています。
そのため剛性感の高い筆記感を期待していました。
ところが実際にはペン先にわずかな遊びがあり、音と振動として伝わってきます。もちろん安価なボールペンのような大きなブレではありません。
ですが価格帯を考えると、もう少し作り込んでほしかったというのが正直な感想です。
良かった点


圧倒的にかっこいいデザイン
最大の魅力は間違いなくデザインです。ブラックのアルミボディに真鍮無垢の口金。
この組み合わせだけでも十分魅力的ですが、さらにバレットジャーナルの稲妻ロゴが加わることで特別感が一気に高まっています。
100年以上前から続くデザインが今見ても古臭く見えないのは本当にすごいことです。
完成度の高いデザインだからこそ長く愛され続けているのでしょう。
特別仕様の真鍮口金
通常モデルとの最大の違いがこの口金です。
従来モデルは途中で段差がある二段構造ですが、今回のモデルはペン先まで一体構造になっています。これによって見た目の完成度が大幅に向上しています。
私はこの口金だけでも購入する価値があると感じました。
G2規格対応の高い汎用性

G2規格対応というのも大きなメリットです。
純正リフィルだけでなく、
- ジェットストリーム
- シュミット
- パーカー系G2
- 各種ゲルインク
など豊富な選択肢があります。長く使う道具として考えた場合、この汎用性は非常に重要です。
マット塗装の質感が素晴らしい
アルミ軸にはマット塗装が施されています。表面はわずかにザラついており、見た目以上にグリップ力があります。
高級感と実用性を両立した非常に優秀な仕上げです。
気になる点

パッケージ内で商品が固定されていない
これはかなり気になりました。箱の中でペンが自由に動いてしまう構造になっています。
その結果、輸送中の摩擦によって天冠の稲妻マークがすでに擦れていました。
特別仕様モデルであることを考えると、この部分は非常にもったいないと感じます。
ペン先のガタつき
最大の弱点はここです。書き心地自体は良いのですが、ペン先の微細なガタつきがどうしても気になります。
価格を考えると改善してほしいポイントです。
長い口金は好みが分かれる
2.6cmという長い真鍮口金はデザイン上の魅力でもあります。一方で、ペン先近くを握る方には少し扱いづらく感じる可能性があります。
ここは完全に好みの問題ですね。
他モデルとの比較
Caran d’Ache 849 BLACK CODE XLとの比較
Caran d’Ache 849 BLACK CODE XLと比較すると、サイズ感(通常モデル)や六角軸デザインは非常によく似ています。
ただし849はより実用性重視です。
対してドレグリフルは歴史やデザイン、世界観を楽しむ一本という印象です。
書き心地だけなら849の方が万人向けですが、所有欲やロマンという面ではドレグリフルが勝っています。

BLACKWING Rollerball Penとの比較
どちらもブランドの世界観を強く感じられるモデルです。ただし完成度という点ではドレグリフルの方が優秀だと感じました。
BLACKWINGは独特なデザインや構造が魅力ですが、価格に対する納得感はやや薄めです。
一方ドレグリフルは歴史的背景も含めて所有する楽しさがあります。
ブランド性を重視する方にはどちらも魅力的ですが、実用性とのバランスではドレグリフルに軍配が上がります。

こんな人におすすめ
✅向いている人
- デザイン重視でボールペンを選びたい方
- バレットジャーナルを愛用している方
- ロイヒトトゥルムの世界観が好きな方
- 真鍮の経年変化を楽しみたい方
- コンパクトなボールペンが好きな方
- G2規格対応の高級ボールペンが欲しい方
❌向いていない人
- ペン先の剛性感を最重視する方
- 完璧な精度を求める方
- 太軸ボールペンが好きな方
- コストパフォーマンスを重視する方
総合評価
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 書き心地 | 8.5 |
| 重心バランス | 9.0 |
| 剛性感 | 7.5 |
| デザイン | 10.0 |
| コストパフォーマンス | 8.0 |
総合評価:8.5 / 10
今回のまとめ
Bullet Journal×Leuchtturm Drehgriffelは、単なるコラボ商品ではありません。
100年以上続くドレグリフルの歴史的デザインに、バレットジャーナルの思想と世界観を融合させた特別なモデルです。
ペン先のガタつきやパッケージの固定不足など気になる点はありますが、それを補って余りあるほどのデザイン性と所有満足度があります。
特にブラック×真鍮という特別仕様は非常に魅力的で、通常モデルにはない存在感を放っています。
「書くことを楽しむための一本」として考えるなら、非常に満足度の高いボールペンでした。


