LAMY safari KURUTOGA inside レビュー|KSエンジン搭載で書き心地はどう変わった?

LAMY safari KURUTOGA inside シャーペン ブラック

【結論】LAMY safari KURUTOGA insideは、LAMYの完成されたデザインと、三菱鉛筆のクルトガ機構を高次元で融合させたシャープペンシルです。単なるコラボモデルではなく、専用設計によってしっかりと最適化されている点がこのペンの本質です。

特に評価すべきは、従来のクルトガの弱点であった「沈み込み」や「ブレ感」を大きく改善したKSエンジンを採用している点です。これにより、クルトガのメリットを残しつつ、違和感の少ない書き心地を実現しています。

さらに、サファリ特有の三角グリップによって軸の回転が抑えられ、クルトガ機構との相性も非常に良好です。デザインだけでなく、実用性も高いレベルで成立しています。

結論としてこのモデルは
「クルトガの完成形に最も近い実用モデル」
です。クルトガが苦手だった人でも再評価できる一本に仕上がっています。

目次

LAMY safari KURUTOGA insideの基本情報

LAMY safari パッケージ 紙箱

今回レビューするのは、2026年に登場した「LAMY safari KURUTOGA inside」。価格は税込4180円です。

本モデルは、三菱鉛筆がLAMYを2024年の2月に連結子会社化した後のシナジー創出の第2弾としてとして開発された製品であり、LAMY safariシリーズにクルトガ機構を搭載したモデルです。

LAMY サファリ クルトガ デザイン

外観は従来のサファリを踏襲していますが、内部機構を収めるために専用設計が施されており、単なる流用ではありません。グリップ形状や細部のバランスも微調整されています。

カラーバリエーションはブラック、ビスタ、ブルー、イエローの4色展開。ビスタ(透明軸)は内部構造が見える特徴がありますが、ノックキャップが透明になって消しゴムが見えていたり、内部の接着剤が見えたりと、本来のLAMYデザインの美しさを感じられません。質感重視であればカラー軸の方が無難です。

項目内容
商品名LAMY safari KURUTOGA inside
メーカーLAMY × 三菱鉛筆
発売2026年3月13日
価格4180円(税込)
芯径0.5mm
全長144mm
重量12.6g
軸径11mm
軸素材樹脂
機構クルトガKSエンジン

使用した感想

LAMY サファリ クルトガ 書き心地チェック

書き心地

書き心地は非常に優秀です。搭載されているKSエンジンにより、従来のクルトガ特有の沈み込みが大幅に軽減されており、違和感の少ない筆記感になっています。

芯が回転することで常に一定の太さを維持できるため、細くクッキリとした文字を書き続けることができます。また、紙への引っかかりも少なく、スムーズな筆記が可能です。

完全な剛性感があるわけではありませんが、不快なブレやガタつきはなく、実用レベルでは十分に高品質な書き心地です。

重心バランス

重心は中央からやや上寄りで、高重心寄りの設計です。ただしサファリのグリップ形状によって安定感が確保されているため、極端な書きづらさは感じません。

むしろこの重心とグリップの組み合わせにより、筆記時に軸が回転しにくく、クルトガ機構の安定性を高めています。

剛性感

剛性感は高いとは言えません。KSエンジンによってブレは抑えられていますが、構造上どうしても柔らかさは残ります。

ただしこの柔らかさは不快なものではなく、むしろ長時間筆記でも疲れにくい特性として働きます。

良かった点

LAMY サファリ クルトガ ペン先

まず、変更点はあるもののサファリのデザインがほぼ活かされている点です。これはファンにとって非常に重要であり、完成された外観を崩さずに機構を組み込んでいる点は評価できます。

次に書き心地の改善です。KSエンジンの採用により、クルトガの欠点が大きく改善されており、実用性が格段に向上しています。

さらに、三角グリップとの相性も非常に良く、筆記時の安定感が高い点も大きなメリットです。

気になる点

LAMY サファリ クルトガ 三角グリップ比較

まずグリップの細さです。三角形状によって安定感はあるものの、実際に握ると細く感じるため、人によっては疲れやすさを感じる可能性があります。

また、高重心の影響でバランスがやや不安定に感じる方もいらっしゃるかと思います。

さらに、クルトガ特有の機構に抵抗がある人には向いていません。剛性重視のユーザーには物足りないでしょう。

他モデルとの比較

LAMY ロゴ ステンレスヘアライン

ロゴはシンプルで剛性感の高い書き心地が特徴ですが、機能面ではクルトガの方が優れています。安定した筆記を求めるならロゴ、均一な線を求めるなら本モデルです。

クルトガKSモデル

書き心地自体はほぼ同等ですが、グリップ形状とデザイン性ではサファリの方が優れています。実用性にデザインを加えたのが本モデルです。

こんな人におすすめ

✅ 向いている人

  • クルトガの機構を活かしたい人
  • 安定した細い文字を書きたい人
  • サファリのデザインが好きな人
  • 勉強や長時間筆記で使いたい人

❌ 向いていない人

  • 剛性感を最重視する人
  • 太めのグリップを好む人
  • クルトガ特有の動きが苦手な人

総合評価

評価項目点数
書き心地9 / 10
重心バランス8 / 10
剛性感7 / 10
デザイン7 / 10
コスパ8 / 10

総合評価:7.8 / 10

今回のまとめ

LAMY safari KURUTOGA insideは、デザインと機構の融合というテーマを高いレベルで実現したシャープペンシルでした。

クルトガの弱点を克服しつつ、サファリの完成されたデザインと組み合わせることで、実用性と所有欲を両立しています。

従来のクルトガに違和感を持っていた人にもおすすめできる、非常に完成度の高い一本です。

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