【結論】uni クルトガウッドは、既存モデルであるクルトガメタルをベースにしながら、グリップ部分に木材を採用することで新しい魅力を加えたシャープペンシルです。クルトガシリーズ特有の芯回転機構による安定した筆記性能はそのままに、木製グリップによる握りやすさと質感の良さが加わり、より完成度の高い一本に仕上がっています。
クルトガシリーズはもともと筆記の際に芯が回転することで芯の片減りを防ぎ、常に均一な線を保つことができるシャープペンシルとして長年人気を集めてきました。その中でもクルトガメタルは、改良型クルトガエンジンとダンパー機構によって書き心地が大きく改善されたモデルとして高く評価されています。
クルトガウッドは、そのクルトガメタルをベースにしながら、グリップ素材を木材に変更したモデルです。ただ単に素材が変わっただけではなく、グリップ形状や重量バランスも微妙に変化しており、実際に使ってみると印象が大きく異なります。
結論として、クルトガシリーズの中でも完成度は非常に高く、特に木軸の質感が好きな方や、安定感のあるクルトガを求めている方には非常におすすめできるモデルだと感じました。
※本記事にはアフィリエイトリンクが含まれています。
クルトガシリーズは三菱鉛筆を代表するシャープペンシルの一つであり、多くのユーザーに支持され続けているロングセラーモデルです。芯が回転することで芯の片減りを防ぐという独自の機構は、登場当初から大きな話題を呼び、現在ではクルトガという名前自体が一つのジャンルのように認識されるほど広く知られています。
今回紹介するuni クルトガウッドは、そんなクルトガシリーズの中でも比較的新しいモデルで、2024年に登場した新しいバリエーションです。クルトガメタルをベースにしながら、グリップ部分に木材を採用することで、従来モデルとは異なる質感と握り心地を実現しています。
クルトガシリーズは学生向けのモデルから高級モデルまで幅広く展開されていますが、その中でもクルトガウッドは価格帯としては中〜上位に位置するモデルです。そのため、単なるバリエーションモデルなのか、それとも実際に性能が向上しているのか気になる方も多いのではないでしょうか。
今回はクルトガメタルやクルトガダイブと比較しながら、このクルトガウッドの特徴や実際の書き心地について詳しくレビューしていきます。
uni クルトガウッドの基本情報

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | uni クルトガウッド |
| メーカー | 三菱鉛筆(uni) |
| 発売 | 2025年3月 |
| 価格 | 税込3850円 |
| 芯径 | 0.5mm |
| 全長 | 145mm |
| 重量 | 18.5g |
| 軸径 | 約7mm |
| 軸素材 | アルミ + 木製グリップ(ウェンジュ) |
| 機構 | 改良型クルトガエンジン |
| カラー | フォレストグリーン / スチールグレー |
クルトガウッドはクルトガメタルをベースとしたシャープペンシルで、軸の基本構造はアルミ製になっています。表面にはブラスト加工が施されており、金属らしい重厚感のある質感に仕上がっています。
最大の特徴はグリップ部分に木材が採用されている点です。使用されている木材はウェンジュという樹種で、マメ科の広葉樹に分類される非常に硬い木材です。家具や楽器などにも使用されることが多く、耐久性に優れていることが特徴です。
クルトガシリーズとしての基本機構ももちろん搭載されており、筆記時の振動を利用して芯が回転するクルトガエンジンが採用されています。さらに改良型エンジンとダンパー機構によって、従来モデルよりも書き心地が改善されています。
使用した感想

書き心地
クルトガウッドの書き心地は、基本的にはクルトガメタルと同様の特性を持っています。改良型クルトガエンジンによって芯の回転がスムーズに行われ、芯の片減りが抑えられるため、常に安定した線を書くことができます。
また、ペン先にはダンパー機構が搭載されており、クルトガ特有の沈み込み感を軽減しています。従来のクルトガはペン先の沈み込みが気になるという声もありましたが、このダンパーによってかなり改善されています。
もちろん製図用シャープペンシルのような剛性の高い書き味とは異なりますが、クルトガシリーズの中では非常に書き心地が良い部類に入ると思います。
重心バランス
クルトガウッドはグリップ部分に木材が使用されているため、クルトガメタルと比較すると重量バランスがわずかに変化しています。
実際に使ってみると、グリップ側に適度な重さが加わったことで筆記時の安定感が向上している印象があります。低重心寄りのバランスになっており、ペン先のコントロールもしやすく感じました。
クルトガメタルもバランスの良いシャープペンシルですが、木製グリップによってさらに安定感が増しているように感じます。
剛性感
剛性感についても、クルトガメタルと同様にしっかりとした作りになっています。口金は真鍮製で、ペン先の安定感は高く、筆記中に不安定さを感じることはほとんどありません。
また、ネジ部分にはOリングが採用されており、パーツの緩みやガタつきを抑える設計になっています。こういった細かな部分の作り込みも、このシャープペンシルの完成度を高めているポイントだと思います。
良かった点

クルトガウッドの良かった点としてまず挙げられるのは、やはり木製グリップの存在です。ウェンジュ材の質感は非常に良く、金属軸とはまた違った温かみのある触感があります。見た目にも高級感があり、所有欲を満たしてくれるシャープペンシルだと感じました。
また、グリップ形状がわずかにテーパー状になっていることで、握りやすさも向上しています。細めのシャープペンシルではありますが、グリップが長く設計されているため指の位置を調整しやすく、安定した筆記が可能です。
さらに改良型クルトガエンジンとダンパー機構によって、クルトガシリーズの中でも書き心地はかなり良い部類に入ります。デザイン、質感、筆記性能のバランスが非常に良く、完成度の高いシャープペンシルだと感じました。
気になる点

気になる点としてまず挙げられるのは価格です。クルトガメタルが税込2750円であるのに対して、クルトガウッドは税込3850円と1100円高くなっています。グリップ素材の変更や内部構造の変更があるとはいえ、価格差はやや大きく感じる方もいるかもしれません。
また、書き心地が改善されているとはいえ、基本的にはクルトガシリーズの特性を持ったシャープペンシルです。そのため製図用シャープペンシルのようなダイレクトな書き味を求める方には向いていない可能性があります。
このあたりはクルトガシリーズ全体に言える特徴なので、購入前に理解しておく必要があります。
他モデルとの比較
クルトガメタルとの違い
クルトガメタルはアルミ製のフルメタルボディを採用したモデルで、改良型クルトガエンジンとダンパー機構を搭載した高性能モデルです。
クルトガウッドはこのクルトガメタルをベースにしており、基本的な構造や性能はほぼ共通しています。大きな違いはグリップ部分の素材で、メタルモデルは金属グリップ、ウッドモデルは木製グリップとなっています。
実際の使用感としては、木製グリップによって握り心地が柔らかくなり、重量バランスもわずかに変化しています。そのため書き心地の印象も若干異なります。

クルトガダイブとの違い
クルトガダイブはクルトガシリーズの中でも最上位モデルに位置するシャープペンシルで、自動芯繰り出し機構などの高度な機能を搭載しています。
それに対してクルトガウッドは、あくまでクルトガメタルをベースとしたモデルであり、機構自体は比較的シンプルです。その代わり価格も抑えられており、クルトガダイブほど高価ではありません。
機能性を求めるならクルトガダイブ、素材感やデザインを重視するならクルトガウッドという選び方になると思います。

こんな人におすすめ
✅ 向いている人
- クルトガシリーズが好きな方
- 木軸の質感が好きな方
- 安定感のあるシャープペンシルを探している方
❌ 向いていない人
- 製図用シャープペンシルのような書き味を求める方
- できるだけ価格を抑えたい方
今回のまとめ
uni クルトガウッドは、クルトガメタルをベースに木製グリップを採用したことで、新しい魅力を持ったシャープペンシルです。木材の質感と改良型クルトガエンジンによる安定した筆記性能が組み合わさり、完成度の高い一本に仕上がっています。
価格はやや高めではありますが、その分質感やデザイン性も高く、クルトガシリーズの中でも満足度の高いモデルだと感じました。


