今回ご紹介するのは、台湾ブランドの商品になります。本題に入る前に、HEROTVではメーカーに忖度のない文房具の徹底レビューを幅広くしておりますので、文房具に興味がある方は是非チャンネル登録をお願い致します。
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それでは商品を見ていきます。
目次
YouTube動画
Wooderful life 原木0.5自動筆 の基本情報


今回の商品はたまたま立ち寄った文具店が仕入れていたもので、ショーケースに並んでいる姿を見て気になって試し書きさせていただいたんですが、個人的にとても気に入ったので購入しました。ただ聞いたこともなかったメーカーのものでしたので、店員さんに色々質問したのですが仕入れ担当が不在とのことで、メーカー名の読み方すら何もわかりませんでした。ですので今回のブランドや商品については私自身が独自で調べた情報になります。
購入時はこのような筒状のケースに入っていました。この設計のところに記載されている、台湾、知音文創というのがメーカー名になります。(動画にてご確認ください)

知音文創は文房具や木工、雑貨など非常に幅広い商品を製造販売しています。
こちらはそのなかのWooderful lifeというブランドの木軸シャーペンになります。では開封していきます。
中には取説が入っています。ペンは薄い紙に包まれていますね。こちら、ブランドロゴが入ったマイクロファイバー製のペンシースがついています。付属品とは思えない程しっかりしています。これはありがたい。

こちらが今回ご紹介する商品、Wooderful life 原木0.5自動筆になります。価格は税込み3520円。日本向けに販売はされていませんが、公式オンラインショップのリンクを貼っておきますね。軸は短めで太め。このコロンとしたサイズ感めちゃくちゃ好みです。この佇まい、温かみを感じませんか。
カラバリは樹種の違いで3種類がラインナップされていまして、こちらはシャーペンですが、デザインの違うものだったりボールペン、芯ホルダーなんかもございます。しっかりと綺麗な杢が出ているこちらの樹種はこういった表記になっていました。「科檀 X 澳洲新山檀」訳しますと、ホンジュラスローズウッドと白檀になります。

私からすれば適正価格かと思いますが、木軸ペンは木が高いから高額になると思っている方にとってはこの樹種のペンが3000円台で買えるというのは驚きの価格かと思います。

上から下までたっぷり貴重な樹種が使われていますからね。しかもこの商品は海外から輸入した上でこの価格で販売されています。尚更お安く感じますよね。
これを日本のどこかの工房で作ったとしたら2万円程の値段がつけられるでしょうね。
ちなみにその他樹種違いの2本は、ホンジュラスローズウッドと世界樹ベラウッドの組み合わせと、白檀とツーヤの組み合わせのものがラインナップされていました。

こちらは寄木となっているので、段差なくシームレスにつながっていて、ここからは外すことはできません。軸はツヤツヤしていてかなり手触りがいいです。つるつるすべすべ。表面にオイルか何か塗っているようですね。こちら白檀とのことですが、香りは全くしません。オーストラリア産のビャクダンはにおいが弱いこともあるからでしょうか。

口金は真鍮製。ペン先はパイプスライドタイプとなっていまして、収納可能となっております。
口金と軸はシームレスにつながってなくて、このように多少段差はございます。口金は接着されているようで回りませんでした。こちらのシャーペンにはクリップがついていません。そのため筆記に集中できるのはいいですね。


ノックキャップはこんな感じ。こちらも軸同様白檀で出来ています。天冠には金属製のロゴが埋め込まれています。この音符のマークはこのペンシースに入っているブランドロゴを見ていただけるとわかる通り、知音文創のトレードマークとなっております。

ノック感は、カチカチというようなスイッチ感はなく、音がほとんどしない静音ノックとなっております。消しゴムもついていません。芯はこちらから補充できますね。
重心は、中央付近。Wooderful life 原木0.5自動筆は、全長124mm、重さ16.9g、軸径が13mmとなっております。それではいよいよ実際に書いてみたいと思います。
Wooderful life 原木0.5自動筆 を使用した感想
Wooderful life 原木0.5自動筆 の良かった点

見た目ほど重くないしコツコツといった剛性の高さは感じませんが、柔らかい筆記感です。

ぐっと筆圧をかけると少し芯が沈むような感触があるので、これは恐らく樹脂チャックですね。
ペンをメインで作っているブランドではないので書き心地に関しては期待していませんが、こういった柔らかいタッチも私は好きです。
では一通り使用しましたので、Wooderful life 原木0.5自動筆の良かった点からまとめます。温かみを感じるルックス、重心バランスがいい、程よい太さで安定感のある筆記が可能、クリップがないので筆記に集中できる、経年変化を楽しめる、付属品のペンシースの出来がいい。
Wooderful life 原木0.5自動筆 のココが気になる

次に気になる点ですが、まずクリップがないことで非常に転がりやすい。ここはデスクの上から落とさないようにご注意ください。
そして、木の香りを感じない。折角こんなにふんだんに木を使用した木軸ペンなのに、ビャクダンのにおいどころか木そのものの匂いを完全に消してしまっています。

ペンから何の匂いもしてこないんですよ。これは非常にもったいないなと感じました。
それから、ノックキャップのガタツキが大きめ。ゆっくり書いていると大丈夫なのですが、殴り書きのような書き方をするとカチャカチャ音がして、その振動がペン先にも伝わって書き心地にも影響してきます。ここは残念ですね。
あと、しっかり奥までノックしないと芯が沈む。中途半端にノックして書き始めるとパイプが完全に出きってない状態になります。このまま書くと芯が若干沈むので心地よく筆記できません。ですので筆圧が強い方には向いてないかな。気になったのはこれくらいです。
Wooderful life 原木0.5自動筆 まとめ

- 文房具や木工、雑貨など非常に幅広い商品を製造販売している台湾ブランドの商品
- マイクロファイバー製のペンシース付き
- 芯径は0.5mmのみ
- カラバリは樹種の違いで3種類がラインナップ
- ペン先はパイプスライド式
良かった点
- 温かみを感じるルックス
- 重心バランスがいい
- 程よい太さで安定感のある筆記が可能
- クリップがないので筆記に集中できる
- 経年変化を楽しめる
- 付属品のペンシースの出来がいい
気になる点
- クリップがないことで非常に転がりやすい
- 木の香りを感じない
- ノックキャップのガタツキが大きめ
- しっかり奥までノックしないと芯が沈む

今回は知音文創 Wooderful life 原木0.5自動筆 をご紹介致しましたがいかがでしたでしょうか。
全く知らないメーカーのものでしたがとても温かみを感じる商品で目を奪われてしまい購入しましたが、気になる点もあるものの、そもそもペンをメインで作っているブランドではなくてあくまでもいろんな商品がある中の一つでしかない中、この価格でこの品質のペンを出せることは本当に凄いと感じます。で、とある文具店の仕入れ担当者さん、これをよく見つけてきましたね、センスがいい。私はこちらのシャーペンを購入して十分満足しています。温かみ溢れる、非常に愛着のわく素晴らしいシャーペンですね。また使いたくなる、そんなシャーペンです。今のところ公式以外の取り扱いはないので、気になった方は概要欄から公式オンラインショップをチェックしてみてくださいね。
それでは今回は以上となります。この動画&生地が気に入っていただけましたらGoodボタンとチャンネル登録お願いいたします。最後までご覧いただきありがとうございました。