PILOT COCOON シャープペンシル レビュー|真鍮ボディの書き心地と剛性感を徹底解説

PILOT COCOON シャープペンシル

【結論】PILOT COCOONは、シンプルで洗練されたデザインと高い剛性感を兼ね備えた金属軸シャープペンシルです。2012年に発売され、翌年にはグッドデザイン賞を受賞しているシリーズで、ボールペンや万年筆と合わせて幅広いラインナップを展開しています。

価格は税込2750円と、金属軸のシャープペンシルとしては比較的手に取りやすい価格帯ですが、実際に手に取ってみるとそれ以上の質感を感じられる仕上がりになっています。真鍮製のボディによる重量感と剛性感、そして中央に配置された樹脂パーツによる独特のグリップ設計など、見た目だけではなく機能面でもよく考えられた設計が特徴です。

実際に筆記してみると、ペン先の安定感が高く、金属軸ならではの剛性の高さを感じることができます。重量は約30gとやや重めですが、バランスが良いため重さを負担に感じにくく、安定した筆記が可能です。またキャップスライド式のノック機構も独特で、遊びの少ないクリック感が印象的でした。

一方で、中央の樹脂パーツの位置によっては握り方によって好みが分かれる可能性があります。下の方を握る人にとっては非常に良い設計ですが、握る位置が少し上になると溝部分が手に当たることもあり、そこは人によって評価が分かれる部分だと思います。

それでも全体としては、デザイン・質感・書き心地のバランスが非常に良いシャープペンシルで、長く使える一本だと感じました。

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目次

PILOT COCOONの基本情報

PILOT COCOON シャープペンシル 外観

こちらは店頭で購入したのですが、パッケージには入っておらず裸の状態で陳列されていました。調べてみると専用のギフトケースも用意されているようで、プレゼント用途にも対応できるようになっているようです。

COCOONシリーズ自体は新しい商品ではありません。2012年9月に発売され、翌年にはグッドデザイン賞を受賞しています。シャープペンシルだけでなく、ボールペンや万年筆も展開されているシリーズです。

実は私はこのCOCOONシリーズの ボールペン を以前から使っていました。これが非常に書き心地が良く、個人的にもかなり気に入って使っていたんです。そのためシャープペンシルもずっと気になってはいたのですが、なかなか購入する機会がありませんでした。

そんな時、視聴者の方から「シャープペンシルもいいですよ」とコメントで教えていただき、実際に購入してみたところ、思っていた以上に完成度が高かったんです。本当は動画にする予定はなかったのですが、使い始めてすぐに気に入ってしまい、「これはいずれレビューしたいな」と思っていました。

それからしばらく時間が経ってしまいましたが、今回ようやく動画として紹介することができました。

COCOONは20〜30代の若い世代に向けてデザインされたシリーズで、全体的に丸みを帯びた優しいフォルムが特徴です。この柔らかいデザインは、使っているうちに愛着が湧いてくるような雰囲気があります。

項目内容
商品名PILOT COCOON
価格税込2750円(実売1900円前後)
芯径0.5mm
全長145mm
重量30g
軸径最大13mm
重心高重心

カラーバリエーションは

  • ボルドー
  • ブルー
  • メタリックグレー
  • シルバー
  • チタン
  • ブラック
  • ホワイト

の7色展開です。

今回レビューしているのは ブラック です。

ボディは真鍮製で、その上からマット塗装が施されています。触ったときの質感はサラサラとしていて非常に手触りが良いです。

そしてCOCOON最大の特徴が 中央の樹脂パーツ です。軸の中央だけが光沢のある樹脂素材になっており、ここが滑り止めの役割を果たしています。

多くのシャープペンシルはグリップ部分に加工を施して滑りにくくする設計ですが、COCOONは筆記時に手が触れる中心部分を樹脂素材にすることで、自然なグリップ力を生み出しています。

この設計によって、筆記時のバランスが非常に良くなっています。

使用した感想

PILOT COCOON 書き心地

書き心地

実際に書いてみると、まず感じるのは安定感です。重量は30gと比較的重めですが、その重さがむしろ筆記の安定につながっています。ペン先のブレも少なく、非常に落ち着いた書き心地です。

また筆記音も非常に心地よく、紙の上をコツコツと滑るような感触があります。こうした書き味は金属軸シャープペンシルならではの魅力だと思います。

剛性感

剛性感はかなり高いです。真鍮ボディと金属チャックの組み合わせによって、ペン先の安定感が非常に強く感じられます。筆記中に芯がぐらつくような感覚はほとんどなく、非常に安心感のある書き心地です。

特に軽いシャープペンシルから持ち替えると、この剛性感の高さはかなり印象的に感じると思います。

重心バランス

重心はやや高重心です。一般的には低重心の方が書きやすいと感じる人も多いですが、COCOONの場合は中央の樹脂パーツによってバランスがうまく取られている印象です。

ただし握る位置によって感じ方は変わります。

良かった点

PILOT COCOON ノック機構

まずデザインが非常にシンプルで美しいです。丸みのあるフォルムとマット塗装の組み合わせによって、高級感があります。

書き心地も非常に良く、剛性感が高く安定した筆記が可能です。またキャップスライド式のノック機構も独特で、遊びが少なく面白いクリック感があります。

気になる点

PILOT COCOON ノック部段差

実際に使用していて気になった点はいくつかありますが、まず一つ目は 筆記時にクリップが手に当たる可能性があること です。クリップ自体は丸みを帯びたデザインになっているため痛みを感じるほどではありませんが、握り方によっては指に触れることがあります。特に深く握るタイプの方は、この点が少し気になるかもしれません。

そしてもう一つは 中央の樹脂パーツの位置 です。COCOONの特徴でもあるこの樹脂パーツは、筆記時の滑り止めとして非常によく機能しています。しかしこれはあくまで「中央付近を握る場合」に限った話です。私のようにやや下の方を握る人にとっては非常に快適なのですが、握る位置が少しでも上にずれると、この樹脂パーツの恩恵を受けにくくなります。

さらに中央にあるシルバー部分は少し溝のような形状になっているため、握る位置によってはそこが指に当たることがあります。気になる人にとっては筆記時の違和感につながる可能性があるでしょう。

つまりCOCOONは、設計としては非常に理にかなっているものの 握り方によって評価が変わるシャープペンシル だと感じました。ここが万人向けではない部分かもしれません。

他モデルとの比較

ITOYA 110

ITOYA 110は金属軸のシャープペンシルとして人気のモデルです。フレフレ機構搭載。デザインは直線的でPILOTが開発していることから、COCOONとは近い雰囲気を持っています。

書き心地は両者ともに剛性が高く、COCOONはより重厚な書き心地です。重量感と剛性感を楽しみたいならCOCOON、フレフレ機構+グリップ力を求めるならITOYA 110という選び方になるでしょう。

Kaweco Steel Sport

カヴェコスチールスポーツはコンパクトな金属軸シャープペンシルで、重量感と携帯性が特徴です。サイズは小さいですが、ステンレスボディによってかなり重さがあります。

COCOONと比べると、Steel Sportの方がさらに重く、筆記感もより硬質です。一方COCOONは丸みのある形状と中央の樹脂パーツによって、より扱いやすいバランスになっています。

こんな人におすすめ

✅ 向いている人

  • 金属軸のシャープペンシルが好きな人
  • 剛性感の高い書き心地を求める人
  • シンプルなデザインが好きな人

❌ 向いていない人

  • 軽いシャープペンシルが好きな人
  • グリップ位置が高めの人

総合評価

項目評価
書き心地9 / 10
剛性感9 / 10
重心バランス8 / 10
疲労感7 / 10
デザイン9 / 10

総合評価:8.4 / 10

今回のまとめ

PILOT COCOONは、シンプルなデザインと高い剛性感を持つシャープペンシルでした。真鍮ボディによる安定感のある書き味と、中央の樹脂パーツによる独特のグリップ設計が大きな特徴です。

握り方によって評価が分かれる部分はあるものの、書き心地の完成度は非常に高く、長く使える一本だと思います。

個人的にもかなり好みのシャープペンシルで、気になる点が問題にならなければ、多くの方にとってお気に入りの一本になる可能性が高いモデルだと感じました。

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