【結論】KAYOU+ AIMVISIONは、新しく誕生した筆記具ブランドKAYOU+が展開する製図用シャープペンシルで、AIMVISION PROのスタンダードモデルに位置する一本です。上位モデルであるPROがフルブラスボディによる重厚な作りを特徴としているのに対し、AIMVISIONは樹脂軸を採用することで軽量化され、長時間筆記にも適した扱いやすい設計になっています。
価格は税込5500円。一般的なシャープペンシルと比べると高価格帯ですが、新しいブランドがデザインや構造にこだわった製品をゼロから開発していることを考えると、むしろ妥当な価格設定とも言えます。実際に触れてみると、グリップと口金を一体構造にすることで高い剛性感を実現しており、軽量な樹脂軸ながら筆記時の安定感は非常に高いです。
重心は低重心で、重量は約12.7gと非常に軽く、長時間の筆記でも疲れにくいのが大きな特徴です。PROモデルは重さと高重心によってしっかりした筆記感がありますが、AIMVISIONは軽快で扱いやすい書き味に仕上がっています。
全体としては、PROとは明確に性格の異なるモデルであり、特に学生や長時間筆記をする人にとっては非常に使いやすい製図用シャープペンシルだと感じました。新ブランドながら完成度が高く、今後の展開にも期待したくなる一本です。
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KAYOU+ AIMVISIONの基本情報

発売前に AIMVISION PRO の先行レビュー動画を公開しており、その際には試筆会の様子もお届けしました。新しく誕生したブランドということもあり、プロモーションにもかなり力が入っており、筆記具業界に新しい風が吹き込まれていることを私自身とても嬉しく感じています。
今回の動画では、そのAIMVISIONシリーズのスタンダードモデルであるAIMVISIONをレビューしていきます。PROとの違いも含めて、実際の使用感を中心に解説していきたいと思います。
パッケージはPROとは異なる仕様になっています。PROはマグネット式の高級感ある箱でしたが、AIMVISIONはスライド式の箱が採用されています。紐が付いているためスライドしやすく、開封もしやすい作りです。
PROでは箱の内側に製品説明が印刷されていましたが、AIMVISIONでは別紙になっており、保証書も同梱されています。この辺りの違いも価格差の一部なのかもしれません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | KAYOU+ AIMVISION |
| 価格 | 税込5500円 |
| 発売 | 2025年7月24日 |
| 全長 | 142mm |
| 重量 | 12.7g |
| 軸径 | 9mm |
| 重心 | 低重心 |
| 芯径 | 0.5mm |
| ガイドパイプ | 4mm |

カラーバリエーションは以下の3色です。
- ストーンブラック
- ミネラルシルバー
- ネイティブゴールド
今回レビューしているのは ストーンブラック です。
AIMVISIONの大きな特徴は、PROとの素材の違いです。PROはフルブラスボディで、上から下まで真鍮製となっています。そのため重量があり、高級感と重厚な書き心地が特徴です。
一方AIMVISIONは 軸が樹脂製の8角軸 になっています。グリップ部分は真鍮ですが、軸が樹脂になることで大幅に軽量化されています。この違いによって、PROよりも長時間筆記に向いたモデルになっています。
使用した感想

書き心地
実際に書いてみると、まず感じるのは軽さです。PROは重量があるため安定感のある書き心地でしたが、AIMVISIONは非常に軽快な書き心地になっています。
しかし軽いだけではありません。グリップから口金までが一体構造になっているため、筆記時の剛性感はしっかり保たれています。樹脂軸のシャープペンシルはどうしても剛性が弱くなりがちですが、AIMVISIONはその点をかなりうまく設計している印象です。
ペン先の安定感も高く、滑らかな筆記が可能です。製図用シャープペンシルとしての基本性能はしっかり押さえられています。
重心バランス
重心は低重心です。軽量なボディと組み合わさることで、非常に扱いやすいバランスになっています。PROは中央寄りの高重心でしたが、AIMVISIONは低重心なので筆記時の安定感が強いです。
剛性感
樹脂軸ながら剛性感は高いです。これはグリップと口金を一本の真鍮から削り出している構造によるものです。この構造はPROと共通しており、スタンダードモデルでも妥協していない部分です。
良かった点

まずデザインが非常にかっこいいです。ブラックモデルはターコイズブルーの差し色が入っており、これが非常にいいアクセントになっています。
書き心地も非常に良く、軽量ながら剛性感があり、低重心で安定した筆記が可能です。またショートスリットクリップが採用されているため、筆記中に手に当たらないのも良い点です。
さらに硬度表示ダイヤルというギミックも面白く、従来の硬度表示窓とは違った楽しさがあります。
気になる点

唯一気になったのはノックキャップのブレです。PROでも同様の傾向がありましたが、AIMVISIONでも若干感じます。ただしスタンダードは樹脂製のため、音や振動はそこまで気になりません。
筆記性能に影響するほどではありませんが、今後改善されるとさらに完成度が高くなる部分だと思います。
他モデルとの比較
AIMVISION PRO


AIMVISION PROはフルブラスボディのモデルで、重量感と高級感が大きな特徴です。重心は中央寄りの高重心で、しっかりした書き心地があります。
それに対してAIMVISIONは樹脂軸による軽量設計で、低重心の扱いやすい書き心地になっています。PROは重厚な筆記感、AIMVISIONは軽快な筆記感という違いがあります。

ぺんてる グラフ1000
グラフ1000は長年愛されている定番の製図用シャープペンシルです。ラバーグリップと軽量設計によって、学生の勉強用シャープペンシルとしても人気があります。
AIMVISIONと比較すると、グラフ1000はより実用性重視の設計です。一方AIMVISIONはデザイン性や構造にこだわったモデルで、製品としての完成度の高さを感じます。

こんな人におすすめ
✅ 向いている人
- 軽くて扱いやすいシャープペンシルが好きな人
- 長時間筆記をする学生
- デザイン性の高いシャープペンシルが好きな人
- 新しいブランドの筆記具に興味がある人
❌ 向いていない人
- 重いシャープペンシルが好きな人
- 完全にブレのないノック機構を求める人
総合評価
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 書き心地 | 8 / 10 |
| 剛性感 | 8 / 10 |
| 重心バランス | 9 / 10 |
| 疲労感 | 9 / 10 |
| デザイン | 9 / 10 |
総合評価:8.6 / 10
今回のまとめ
KAYOU+ AIMVISIONは、軽量で扱いやすい製図用シャープペンシルでした。樹脂軸ながら剛性感が高く、低重心で安定した筆記が可能です。
AIMVISION PROとは明確にキャラクターが分かれており、長時間筆記や勉強用途にはAIMVISIONの方が向いていると感じました。
新しいブランドながら完成度は非常に高く、今後の展開にも期待できるシリーズだと思います。

