
どうも、YouTubeチャンネル「HEROTV」の運営兼、動画編集者のあぬびすです!
今回ご紹介するのはプラチナ万年筆の新商品になります。本題に入る前に、HEROTVではメーカーに忖度のない文房具の徹底レビューを幅広くしておりますので、文房具に興味がある方は是非チャンネル登録をお願い致します。
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それでは商品を見ていきます。
目次
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限定複製 早川式繰出鉛筆 の基本情報

購入時はこのような箱に入って届きました。黒いスリーブを外すと、こちらは桐箱ですね。表面が角度によってキラキラしています。いい所を使ってくださっていますね。
表にも記されているように、今回のシャーペンは、家電メーカーSHARPの創業者、早川徳次氏によって1915年に作られた日本初のシャーペン、「早川式繰出鉛筆」の限定複製版となります。復刻ではなく複製です。こちらは「EVER READY SHARP PENCIL」ともよばれていて、特許取得済のシャーペンなんですよね。それではさっそく開封していきます。中には取説と、クロスも付属していますね。これはありがたい。この色使い、あずきいろとこのゴムバンドのデザインが大正時代の雰囲気を醸し出しています。いやー開封がとても楽しい。

こちらが今回ご紹介する商品、プラチナ万年筆 限定複製 早川式繰出鉛筆になります。価格は税込み16500円。
こちらは2024年の12月10日発売で、生産数5000本の数量限定となっておりますので、欲しい方はお早目の購入をお勧めします。第一印象は想像しているよりもコンパクトな印象です。

このデザイン、今の筆記具にはないレトロさとロマンが溢れていますね。いやーかっこいい。早川式繰出鉛筆は1993年に初めてプラチナ万年筆から複製版が発売され、それから定期的に複製販売されています。

早川式は当時「錺」かざりといって金属板を叩いて造形する技術で細部までこだわったシャーペンを15本のみ制作、その後毎月6種類を半年かけて制作し、36種類のデザインが完成します。こちらのモデルは奈良県天理市にあるシャープミュージアムに保存されている1本をもとにプラチナ万年筆により複製されたものになります。プラチナ以外からもデザインや仕様がことなる復刻盤が存在するようですが、偽物も多く存在していて、中古で購入するとなると注意が必要なペンではあります。
やっぱり文房具レビュー動画を投稿している身としては、シャーペンの歴史になくてはならないこちらの一本は是非入手しておきたかったので今回購入しました。

そもそもなんでプラチナが販売できるのか、このシャーペンは特許取得済ですので特許料を支払って複製しているのか特別に許可を得ているのか、特許といってもデザインに対してだったり、構造に対して等取り方が色々あって、こちらの特許はデザインに対してではなく内部機構に対しての特許なのかもしれませんね。それだと金型さえあれば外側は作れますからね。

ちなみに内部機構は複製されておらず、元々芯径1.15mmだったものが現在でも使いやすくするために0.5mmに変更されて現在の技術で再現しているそうです。
軸と天冠は真鍮製。その上から銀メッキが施されています。

本物の銀が使われていると含有量の表示をしないと販売できないので、925とか刻印が必ず必要になります。このペンにはシルバーの刻印はどこにもありませんのでプラチナの複製版は銀メッキということになります。販売サイトでも真鍮に銀メッキと記載されています。

軸には、美しい彫刻が全体に施されています。こちらはエンジンタン彫刻と言って、超硬ボールを押し当ててラインをひとつずつ彫っていく方法なんですが、非常に繊細な仕上がりですね。裏側にはPLATINUM MADE IN JAPAN 0.5と刻印されています。


口金は結構長めです。ここから外せるかなと思ったんですが、口金は回りません。ペン先は固定式となっております。
クリップもまた独特なデザインですよね。このボルトというか、留め具がむき出しになっている感じもまたかっこいいんですよ。かなり短めで、硬さは硬めです。


天冠はこんな感じ。このデザインもかっこいいですよね。側面には指が引っかかりやすいように菱形の彫刻が並んでいます。上部には刻印など何もありません。
こちら引っこ抜くことで天冠は外せて、消しゴムがついています。クリーナーピンはありません。芯はこちらから補充できます。

限定複製 早川式繰出鉛筆はクリックタイプの回転ノック式となっていまして、天冠を右に1/4回転させることで芯が繰り出されます。離すと自動で戻ります。芯をしまう時は同じく右に1/4回転させた状態で押し込むと芯が収納されます。

カチッカチッと音は一般的なシャーペンと変わらないですね。ノック部に隙間がなく、一切のブレもガタツキもありません素晴らしい。
重心は、高重心。プラチナ万年筆 限定複製 早川式繰出鉛筆は、全長130mm、重さ23.9g、軸径8mmとなっております。それではいよいよ実際に書いてみたいと思います。
限定複製 早川式繰出鉛筆 を使用した感想
限定複製 早川式繰出鉛筆 の良かった点


これは書き心地がいいですね。確かに短い上に高重心ですのでバランスはいいとはいえませんが、聞こえますかこのコツコツという音。剛性感が半端ない。
書いていても雑音が一切なく、芯が紙の上を走る音しか聞こえないんですよ。これは素晴らしい。グリップは新品ということもあってか少しだけ指に吸着する感じがあるんですよ。どちらかというと滑りやすい方ではありますが、めちゃくちゃ滑るという感じではないですね。
それでは一通り使用しましたので、プラチナ万年筆 限定複製 早川式繰出鉛筆の良かった点からまとめます。見た目がかっこいい、書き心地がいい、手になじむサイズ感、浪漫と特別感が溢れている、ノック機構が面白い。
限定複製 早川式繰出鉛筆 のココが気になる

次に気になる点ですが、筆記時クリップが手に当たる。この一点だけです。
限定複製 早川式繰出鉛筆 まとめ

- 早川徳次氏によって1915年に作られた日本初のシャーペン、「早川式繰出鉛筆」の限定複製版
- 生産数5000本の数量限定
- 芯径は0.5mmのみ
- 回転ノック式
良かった点
- 見た目がかっこいい
- 書き心地がいい
- 手になじむサイズ感
- 浪漫と特別感が溢れている
- ノック機構が面白い
気になる点
- 筆記時クリップが手に当たる

今回は5000本限定生産、プラチナ万年筆 限定複製 早川式繰出鉛筆をご紹介致しましたがいかがでしたでしょうか。
正直、内部機構は作り直されているとはいえ、日本最初のシャーペンですし、ロマンを感じ、その歴史を楽しむものだと思っていたのですが、この書き心地の良さにとても驚きました。
バランスには慣れが必要とはいえ、最高の剛性感で、一切の雑音がなく筆記に没頭できる名品といえます。なかなかの高額シャーペンではありますので購入を見送るかどうか悩んだんですが、今回買って本当に良かったです。こちらはもったいぶらず、ガンガン使っていきたいと思います。
プラチナ万年筆 限定複製 早川式繰出鉛筆は数量限定ですので、気になった方はお早目のご購入をお勧めします。是非チェックしてみてくださいね。
それでは今回は以上となります。この動画&記事が気に入っていただけましたらGoodボタンとチャンネル登録お願い致します。最後までご覧いただきありがとうございました。